植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

そろそろヤフオク出品というステージに入ろう

2023年02月18日 | 篆刻
日韓交流・融和を希い、ワタシだけの日韓友好協会平塚支部長を自認しております。

先日このブログで、横浜中華街の外れで夫婦が肩を寄せ合って、異国の地で頑張っている韓国人「ペクさん」のことを書きました。コロナのせいで中華街にも観光客の足が遠のき飲み会・外食の自粛が続いたために売り上げが厳しいのです。奥様は、それまで商業デザインの会社で働いていましたが、最近聞いたら、当然、正規雇用されない派遣社員扱いで、韓国人は就労制限があって、なんと月収8万円が限度なのだそうです。

ペクさんのお店で専業で働くことになっても、売り上げが伸びるわけではありません。日本人となって面倒な経営管理ビザから解放される願いも、未だに帰化申請は成就していないので顔色が優れないのです。

先日話し合った中で、思い付きでワタシが、ペクさんの奥様「シオン」ちゃんにヤフオクの出品を手伝って貰って報酬を支払おうか、という提案をしました。ワタシは家内と一緒に会社を経営しております。個人経営となんら変わらず、賃貸物件を一件だけ所有していて、これを会社組織で賃料を受け取るだけの不動産管理会社であります。貸すだけなので何の人手も要らず、2か月に一回出納帳をつけて税理士に送付するだけの仕事で勿論従業員も不要です。

彼女を雇用するお金も、必要性もありません。しかし、以前から仕事場に溢れてきた書道関連グッズや印材を少しずつ始末をつけたいと考えていたのです。もう5.6年、ヤフオクで割安な半紙や筆・墨・硯などを買い集めているうち、水滴やハンコ、書道関連図書に手を広げました。そして3年前に篆刻を始めたのがきっかけで、印材を大量に買い込むことになりました。書道にせよ篆刻にせよ一人でそうそう紙や墨や印材という消耗品を使い果たすわけもありません。また、大量の筆や硯は、はっきりいって邪魔になっているのです。

こんなものがまだまだ山ほどあるのです(笑)。印材だけで3000本以上でしょう。もし1本千円で売れたら、「300万円」になりますね。

恐らく月に平均10万円くらいをヤフオクで落札し続けてきたのです。家内がうるさいので、仕事場に商品や郵便物が届くようにしてありました。彼女はうすうす亭主がヤフオクから様々な買い物をしていることは承知していましたが。今回、ワイフにどのくらいヤフオクで買い集めてきたかがばれてしまったのです。

ここ数か月のワタシの考えは、ヤフオクで数百万円を掛けて集めた品物の半分くらいを「ヤフオク」で処分しようということであったのです。「断捨離」でありますな。落札価格はすでに大半が分からなくなっておりますが、別に落札価格を下回って売れても構わないのです。もともと商売で仕入れたのとは訳が違います。一方、最近の円安のせいか、印材などが驚くような高値で落札される傾向が顕著なので、いまや売りのタイミングに入っているのか、とも感じていたのです。例えば「西冷印社」の木製印箱が8万円位で落札されるのを見かけました。全く同じようなのを数年前にワタシは15,000円ほどで入手したのです。

恐らく、6年間で最低でも累計7百万円位はヤフオクで仕入れているのです(あくまで仕入れで、浪費ではありません)。これがもし2,3割アップで売れたら一千万円!!!も夢では無いのです。

そこで、今まで買い専門だったのを出品しようと思っていたのですが、これが気が乗りませんでした。ただでさえ忙しいのに、写真を撮って説明書きを添え出品、落札されれば梱包発送という手間も発生します。何より出品物が、壊れていたとか、写真と違う・偽物だ、などというクレームが出るのが嫌なのです。ヤフオクは基本的には、未使用品や「本物保証・完品」などとは一線を画していて、写真だけで判断して、というのが一般的なので、一定のリスクが落札側についてまわります。だから、その分割安で入手できるというのがメリットであり、一方で、あてが外れてがっかりする、というのも珍しくないのです。

そんなこともあって、面倒なことに巻き込まれたくないという意識が出品を躊躇させてきました。しかし、いつまでも増える一方の品物を放置せず、大事なものや気に入ったもの以外は、いつか順次手放すことは避けられません。もし来てくれるなら、シオンちゃんに日当や売上金から10%ほどの成功報酬を払えば、人助けにもなるし日韓友好の懸け橋にもなりましょう。そうして得られたお金は、次の「軍資金」になるし(笑)。一石4鳥となるか、捕らぬ狸の皮算用かは存じませんが。
コメント (2)
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