植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

中国の世界制覇 決定ですかね

2020年10月30日 | 時事
本日は書道教室の仲間と先生を囲んでのランチパーティでした。
ワタシが、久々に8人分のおでんやらなんやらを作ってお出ししました。たまに料理を作るのはけっして無駄にはなりません。5品ほど作って喜んで貰いました。

 明日は早くから新幹線に乗り、孫の七五三祝いで遠出となります。気ぜわしい毎日、コロナなどどこ吹く風というより、もういい加減飽き飽きしたというべきでしょうな。

 ブログも今日明日は、本来お休みにするところですが一つだけ思うことがあって備忘録として残しておく次第であります。

 ウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカさんのお話です。御年85歳で政界を引退するというニュースを見ました。
 この方は、若き日左翼活動家としてゲリラ活動をしていたようです。2010年に大統領になってからは、議員・大統領報酬を施設に寄付し夫人と郊外で倹しい生活を続けて、世界でいちばん貧しい大統領として政務に当たったのです。
 2012年のサミットでのスピーチ「貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」という引用をして注目を浴びました。人類の大量消費や環境破壊に警鐘を鳴らし、人類の幸福がもっと違うところにあるのだと訴えたのです。

 一説によれば、世界の富の半分が100人の大富豪の元にあるということだそうです。富や資源の偏りだけではなく、無数の民から財や金品を収奪した一握りの人たちのかげに何世紀にもわたって貧困と悲惨な死をとげた人達がいることを忘れてはならないと思います。

 先日、中国では第5回全体会議(5中全会)が開催されたそうです。5年おきに長期計画を策定する共産と最重要会議です。最大の注目は「習近平さん」が、毛沢東以来の最高指導者の「党主席」復活だそうです。すでに、以前は分散させていた総書記と首相・軍トップの権限を全て集中して掌握しているのです。習さんの思想綱領を人民が支持する義務を負わせるそうであります。

 終身総書記として君臨するための憲法改正まで行っているこの方は、更に権力を一手に納め、個人崇拝させようという魂胆なんですね。実質的にアメリカと並んで世界トップの超大国が、この人一人の個人の独裁政権となっています。誰も文句がつけられず、手も出せず、世界までも思い通りに動かそうとしていることに底知れぬ不気味さを感じます。

 ムヒカさんの言う、無限の欲(おそらくは権力欲と金銭欲でしょう)の虜になっているこの「貧しき」指導者、新皇帝がこの先世界の覇権を握ろうとしているのでは、と恐れるのです。もう一方の大国では、大ぼら吹きの大男トランプさん、いささか認知が入っているバイデンさんの罵り合い。おいおい大丈夫なん?

世も末、人類の行く末が案じてならないのであります。
コメント
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