植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

何はともあれ 秋薔薇開演

2020年10月12日 | 植物
もう、絶好の園芸日和であります。
秋空は青く澄み渡り、爽やかな風も心地よく顔を撫でていきます。1週間ほど続いた雨で、雑草が伸び放題、樹木もずいぶん枝を広げております。早い話が、草ぼうぼう、庭木も茫茫であります。

 さて、待ちに待った秋バラがだいぶ咲き始めました。一にローズガーデン、二に菜園、三に果樹園というマイガーデン(僅か70坪足らずですが)、薔薇がメインであります。バラ栽培は、家内に師事して以来8年、店舗の陰の緑地に植わったレッドロビン(アカメ)を抜いては植え、植えては抜きでいつの間にか60本近くになりました。

 今年は、8月までの馬鹿ッ梅雨と、その後の猛暑・日照りでバラがすべての葉を落として弱っておりました。残念ながら「ロイヤルサンセット」「ユキサン」など数本のバラを枯らしてしまいました。
 ここに来てようやく葉が茂り、蕾が次々に上がってきて一安心であります。

 それでは参りましょう。
ジュビリードゥプリンセスモナコ プリンセスドゥモナコやダブルデライトなどと一緒で、世界一のバラ「ピース」ファミリーです。

スカイラーク 一重咲き、しかも一日で花びらを散らす、儚くも可憐な薔薇。

パローレ 今年のニューフェイスですが、妖艶と言えるほどの妖しい赤のバラ。外の花弁がピンクです。


マリアカラス 類まれな歌声と美貌で世界を魅了した歌姫さながらの、香りと鮮やかな花色です。

クロードモネ デルバール印象派シリーズの傑作。複雑な淡いグラデーションに加えて、独特のフルーティーな香りが際立ちます。

カリフォルニアドリーミング 大輪で花付きが良くひときわ目立つピンクとクリーム色の覆輪です。手に取るとホント素晴らしい。

イブピアッチェ 言わずと知れたイブちゃん、香りと情熱のバラ 大好きな薔薇です。

ジャストジョーイ  殿堂入りの「ただただ歓喜、喜び」という意味でしょうか。巨大輪で、縁がフリルになるのが魅力です。

紅鹿の子 広島バラ園から取り寄せた、当園の最古参。香りは無いですが「絞り」(斑入り)のバラ、椿を彷彿とさせる花色です。

モダンタイムス こちらも、今年のニューフェイス、いかにもモダンな絞りの入ったバラです。まだ、鉢植えで植える場所を模索中であります。

ピース 世界のバラ殿堂入りの1番手、真打です。このバラを親にして数えきれないほどの名花が作出されました。
最後は僧院のばら ヨハネパウロ2世であります。純白な花びらは美しく、フレッシュシトラスとか柑橘系フルーツの香りと表現される清楚・清潔感ある高貴な香りのばらです。

 このために1年世話をし続け、労苦がいっぺんに秋空に吸い込まれて消えていく、そんな大好きな季節であります。
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