植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

寒さと雨で生長が遅れていますが、気にしても仕方ない

2019年04月28日 | 植物
今朝は、外気温がなんと4℃!
スイカやトマトだけでなく、耐寒性の低い熱帯性の植物や洋ランなどは、びっくりしているでしょう。
こんなことがわかっていたら、数日前から室内に退避させたのですが。
半日程度の冷え込みなら、枯れることはありますまい。
野菜たちの生長が数日止まっても、収穫が先に行くだけ、とのんきに構えております。

バラが、おそまきながらぽつぽつ開花しています。
本来なら一斉に咲いてもおかしくないのですが、3,4日間、ほとんど日照が無く雨が降り
低温が続いたので、蕾も縮こまって大きくならないのです。


それでもカクテルがだんだんと花を持ってきました。
こちらは2015年に国際バラ会議で殿堂入りしました。
正直言って、これがどうして殿堂入りしたかは分かりません。
なんか、つるバラとか木立性のバラをバランスを取って選出するとか、バラの育苗会社の力関係とか
いろんな要素が絡んでいると勘ぐっております。

映画祭やら日展などの芸術関連の審査、採点競技、書道展。何事も、いろんな思惑が働くのですよ

世界中で愛される、普遍的な美意識に叶う、しかも育てやすいみたいな選定基準があるようです。
香りも加味されているようですね。

カクテルは、つるバラの中では比較的おとなしい花と、控えめなつるを伸ばします。香りはほとんど無く、たくさんの花が
一度に咲きそろうと見事ですが、ワタシの所は、育て方が下手なので、ちょっとまばら。

こちらは、ブルーパフュームという品種のバラです。繊細な香りがします。




うちの母屋で育てている「トワイライトゾーン」や、シャンソン歌手の名前を付けた「ローズ ドゥ クミコ」という紫色の花も
スパイシーな芳香を漂わせます。恐らくですが、同じ先祖を持つのではないかと思います。「クミコ」はなかなか苗が出回らないので
今のところ栽培しておりません。

ブドウ「シャインマスカット」の花芽が付いています。



昨年、初めて開花し、10数房のブドウを収穫しましたが、残念ながらデパートで売っているような
房にはなりませんでした。開花前後に、「ジベレリン」というホルモン剤を使うと種なしになって、しかも大粒になる、というのですが
素人の悲しさ  

 苗木自体がまだ弱く、コガネムシの食害、黒とう病・晩腐病・新梢萎縮病等々の病気、水遣りの失敗などが重なって小さな粒にしかなりませんでした。
しかも、甘くないもの、種があるものと落第でしたな。

棚を覆うハウスを作って、虫の侵入を防ぎ、雨水がかからないというのが生産農家さんの基本みたいです。
今年うまくできなかったら、来年は思い切って屋根付きにしようか、と考えてもおりますが
商売で作物や果実を売るわけでもなく無駄にコスト掛けるくらいなら・・・「買えば?」と突っ込まれますでしょうな
その通り  ウチで育てている果樹のほとんどは、買った方が安いと思います(笑)

とりあえずは、毎週殺菌剤を散布する、コガネムシに有効な農薬を使う、「ジベレリン処理」を丁寧に2度行う、
きちんと袋掛けする、という対策をたてております。

高級ブドウは、デパートでびっくりするような価格がつけられていますが、元手と手間がかかっておるわけですよ
コメント
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