植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

香りがいいと言われる花をベースにして集めてますが、そうでもない花も多い

2019年04月08日 | 植物
 昨年、「〇△✖さん、のお庭に行くと、バラのいい香りがしていいわね。」と親せきに褒められました。

してやったり!
 
それこそがワタシの目指すコンセプトです。そぞろ歩くほど広くも無いマイガーデンではありますが、そのそばに居るとほのかに花の香りがするようにやってきたわけですから。昨日は盆栽の草取り中に、上品な妙齢の女性がつけるような香りが、鼻をくすぐりました。満開のフリージアです。こないだまでは、ヒアシンス、その前は水仙の香りに癒されたのですが、惜しむらくは、これらの球根類は群生させない限り、四つん這いになって、鼻を近づけてクンクンしないと嗅げないことですか。はた目には変なおじさんに見えるでしょうな。





バラに関しても、その苗を選ぶ条件の一つがいい香りの強香種ということです。
昨日、紹介した「芳純」は、その代表格。日本では、Mr.ローズと言われた、鈴木省三氏さんが作出した種類だそうです。
名前が示す通りバラ固有のかぐわしい芳香が強めに出ますね。t
資生堂から出したオードパルファムの原料になったことでも知られています。鈴木さんのバラは、もう一つ「ふれ太鼓(別名ピニャータ)」を植えています。ツル性で中輪微香ですが、黄色からオレンジ、赤と花の色が変わっていくにぎやかなバラです。

バラ園によく合うのがクレマチスです。クレマチスは別名テッセンとも言います。鉄線みたいに細いツルがのびるからでしょうか。あまり出しゃばらず、フェンスやパーゴラに這わせてにひっそりと咲きますね。ほとんどが冬には落葉し、ツルすらも枯れてしまう品種があります。ツルだけが残って、旧枝から新芽が吹いたり花芽を出す種類も。中には常緑種もあって、ワタシは「ペトリエイ」と「フレグランスオベロン」を鉢植えにしています。いずれも薄い黄緑に近い白花が咲きます。さわやかな香りもいたしますが、微香といっていいでしょうね。

こちらがフレグランスオベロン


これが ペトリエイ


最初、両品種はどちらかが片方の改良種かとも思いましたが、葉の形が全く違いました。この種のクレマチスは、つる性にしては、成長がのんびりしています。風情がよく、上流家庭のセンスがいいテラスに置かれるとぴったりくるでしょう。

それから、キンギョソウ







この中で、一番うえの白い花は、キンギョソウかどうかちょっと自信がありません。ストックの一種かもしれませんね。ただ、とても甘い香りがしてそばに行くのが楽しみです。

キンギョソウは、春から秋まで花期が長く手間いらず、多年草ですので花壇におすすめですよ
コメント
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