すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【J1 第12節】生気のないガンバを名古屋が押し切る 〜名古屋 1-0 ガンバ大阪

2023-05-07 06:46:22 | Jリーグ
名古屋がピッチを広く使って攻める

 J1第12節で6日、名古屋グランパスがガンバ大阪と対戦した。ゲームは名古屋が稲垣祥の上げたゴールでウノゼロ勝ちした。

 名古屋はサイドチェンジを入れ、ピッチを広く使って攻める展開だ。一方、下位にいるガンバは驚くほど生気がない。まるで名古屋がコーナーにガンバを追い詰め、一方的にパンチを浴びせ続けたような試合だった。

 名古屋はローテーションで、今日は前線のユンカーと永井謙佑が欠場している。そのせいか立ち上がり、中盤の選手がボールを持ったらライン裏へ単純にロングボールを放り込んでいる。「今日は組み立ては放棄するぞ」という宣言であるかのようだ。

 というのは早計で、その後の名古屋は大きなサイドチェンジを絡めたいい組み立てをしている。

 かと思うと、ユンカーに代わりスタメンで出ているFW酒井宣福が、クサビのボールを収め損ねる。やはりユンカーとくらべてしまうと見劣りする。もちろんチーム側の事情はあるのだが、ローテーションというのはお客さんにとってはありがたくないものだ。

後半22分に稲垣のゴールで名古屋が勝ち越し

 右サイドでボールを持った名古屋の稲垣が、ゴール前を対角で横切る強くて長いパスを入れる。すごい球質のボールだ。だがこれを受けノートラップで直接シュートした逆サイドの森下龍矢が、豪快にボールを思い切り上へふかす。もしアレを決めていたら、今日のヒーローだっただろう。

 今日の名古屋はこんなふうに、サイドから強くていいボールが入ってくる。期待できそうだ。一方のガンバはといえば、まったくと言っていいほどチームの存在感を感じさせるプレーがない。対照的だ。

 そして後半の頭から、名古屋の永井謙佑が投入されてきた。やっと試合が始まったような感じがする。

 後半7分に名古屋の左コーナーキック。マテウスが蹴り、ドンピシャのボールが入ってくる。だが、酒井がヘディングでバーの上へ惜しくも外す。酒井はなかなかプレイが決まらない。

 同12分、ユンカーが投入されてくる。これでやっと千両役者が全員そろった。それに対し、ガンバはまったく存在感がない。それどころかパスミスして名古屋の攻めを「援護」している。

 同22分。藤井陽也が入れた右サイドからの折り返しにユンカーがタッチし、そのこぼれ球を稲垣が押し込んだ。名古屋が先制だ。

 そして同34分。1点リードした名古屋はマテウスを引っ込め、DF野上結貴を入れて5バックにする。守備固めだ。試合はこれでまんまと名古屋が逃げ切った。

 暫定ながら、この日試合のなかった首位・ヴィッセル神戸と名古屋は勝ち点23で並んだ。さあ追い上げである。

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