「ビルドアップできないから」が真相では?
日本サッカー協会(JFA)は15日、キリンチャレンジカップを戦う日本代表メンバー26人を発表した。カタールW杯で代表の守護神だったGKの権田修一(清水)は、メンバーから外れている。
森保監督は権田について、すでに「彼はJ2だから代表招集しない」旨を過去に語っていた。
だが本当にそうなのだろうか?
ひとつ思い当たるフシがある。
森保監督は同時に「(第2次政権では)ボールを握り、自陣からパスを繋いでビルドアップするサッカーをめざす」と語っていたからだ。
一方、当の権田はいつも、代表の試合でアバウトなロングボールを大きく放り込むプレーに終始していた。
つまり森保監督が権田を外したのは、「GKが権田では、自陣から丁寧にパスを繋いでビルドアップするサッカーができないから」ではないのか? 権田ではプレイスタイルが合わないのだ。
シュミット・ダニエルならビルドアップも楽勝だ
その証拠に権田と同じ30才代で、権田とともに代表に選ばれてきた「足元のいい」シュミット・ダニエル(シントトロイデン)は、今回も選ばれている。なぜなら、足で自在にボールをコントロールする技術のあるシュミットなら、ビルドアップも楽勝だからだ。
すなわち「権田はJ2だから」というのは方便ではないのだろうか?
ではなぜ森保監督は、「GKが権田ではビルドアップするサッカーができないから外す」と言わないのだろう? それは、穏当で温和な森保監督の性格を考えればわかる。森保監督は「あいつは使えないから呼ばない」などとは言えないのだ。
いかにも波風を立てることを嫌う、平和主義者の森保監督らしい。
だが森保氏は代表監督なのだから、選手の評価ぐらい「本当のこと」を言ってもいいのではないか? よそ行きの方便はやめて、本音で語ってほしいものだ。
なぜなら代表監督が本音でサッカーを語ることは、その国の国民のサッカーIQを向上させることにつながるからだ。
例えば森保監督がこの件について本音で語れば、国民は「なるほどGKというものは、ビルドアップの第一歩になる駒なんだ!」と知り、啓蒙される。
つまり代表監督の言葉はそれだけの重みがあるのだ。
日本サッカー協会(JFA)は15日、キリンチャレンジカップを戦う日本代表メンバー26人を発表した。カタールW杯で代表の守護神だったGKの権田修一(清水)は、メンバーから外れている。
森保監督は権田について、すでに「彼はJ2だから代表招集しない」旨を過去に語っていた。
だが本当にそうなのだろうか?
ひとつ思い当たるフシがある。
森保監督は同時に「(第2次政権では)ボールを握り、自陣からパスを繋いでビルドアップするサッカーをめざす」と語っていたからだ。
一方、当の権田はいつも、代表の試合でアバウトなロングボールを大きく放り込むプレーに終始していた。
つまり森保監督が権田を外したのは、「GKが権田では、自陣から丁寧にパスを繋いでビルドアップするサッカーができないから」ではないのか? 権田ではプレイスタイルが合わないのだ。
シュミット・ダニエルならビルドアップも楽勝だ
その証拠に権田と同じ30才代で、権田とともに代表に選ばれてきた「足元のいい」シュミット・ダニエル(シントトロイデン)は、今回も選ばれている。なぜなら、足で自在にボールをコントロールする技術のあるシュミットなら、ビルドアップも楽勝だからだ。
すなわち「権田はJ2だから」というのは方便ではないのだろうか?
ではなぜ森保監督は、「GKが権田ではビルドアップするサッカーができないから外す」と言わないのだろう? それは、穏当で温和な森保監督の性格を考えればわかる。森保監督は「あいつは使えないから呼ばない」などとは言えないのだ。
いかにも波風を立てることを嫌う、平和主義者の森保監督らしい。
だが森保氏は代表監督なのだから、選手の評価ぐらい「本当のこと」を言ってもいいのではないか? よそ行きの方便はやめて、本音で語ってほしいものだ。
なぜなら代表監督が本音でサッカーを語ることは、その国の国民のサッカーIQを向上させることにつながるからだ。
例えば森保監督がこの件について本音で語れば、国民は「なるほどGKというものは、ビルドアップの第一歩になる駒なんだ!」と知り、啓蒙される。
つまり代表監督の言葉はそれだけの重みがあるのだ。