すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【森保ジャパン】西野Jから継承してほしい4つのこと

2018-07-30 08:30:01 | サッカー戦術論
成果をその場限りで終わらせない

 ロシアW杯を戦った西野ジャパンは、速い攻守の切り替えや縦への意識、ワイドな展開でグループリーグを見事突破した。過去の日本代表は監督が変われば実績をすべてチャラにしてゼロからスタートしてきたが、あの西野ジャパンの成果を捨ててしまうのはあまりにも惜しい。

 そこで森保ジャパンには、西野ジャパンから引き継いでほしい4つのことがある。それはざっくり以下の通りだ。

1. 前からのプレッシングで敵のビルドアップを制限する。

2. 第一選択として縦パスを狙う強い意志をもつ(無理な局面では第二、第三選択を)

3. フィールドを斜めに横切る長いサイドチェンジでピッチを広く使ったワイドな展開を。

4. CBからサイドに開いたWGに放射状の正確なロングパスを入れる。

 2〜4は読んだ通りなので1についてだけ補足したい。西野ジャパンは敵のビルドアップ時、ミドルサードの敵陣側で前の選手が中間ポジションを取りながらプレッシングし、中へのパスコースを切って相手ボールを狭いサイドへ誘導した。これによりサイドでハメてボールが取れればよし。そうでなくボールが相手CBに戻されてもビルドアップ制限の目的は達せた。この約束事を森保ジャパンでも継承してほしい。

 仮に森保ジャパンは3-4-2-1だとしよう。で、森保監督の広島時代のようにボールを失えばスルスルとディフェディングサードまでリトリートし、5-4のブロック守備に移行するのも時間帯や点差によってはいいと思う。これによりボールを相手にもたせてカウンターを狙う戦術はアリだ。

 だが相手との力関係や時間帯、点差によっては積極的に上記1のやり方をしてほしい。常にボールを奪う位置が低いままでなく、可能ならより高いゾーンでボールを奪ってショートカウンターをかけたい。成果は適宜継承し、よりよい日本代表を作ってほしい。

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