すちゃらかな日常 松岡美樹

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【政権交代】野党は清濁併せ飲む勢いでまとまるべきだ

2023-12-19 09:46:52 | 政治経済
たとえ「消費税減税しない」が条件だとしても

 自民党と立憲民主党の支持率が、同じ10%台になり拮抗してきている。こうなればめざすは政権交代だ。野党は掲げやすい政策を旗印にしてまとまるべきだ。

 野党が合同で唱える政策は、一例だが「マイナ保険証廃止」なら国民の支持は得られる。あるいは「一回、自民党政権を終わらせよう」でもいい。野党がよりまとまりやすい公約にすればいい。

 一方、れいわ新選組は第一に「積極財政」を野党統一目標にすべく尽力したい。だがもし万一、それが否定されたとしても、ぜったい山本太郎は政権交代に乗るべきだ。

 自民党に自浄能力などない。ゆえにまずは政権交代しない限り、政治改革はできない。何も始まらない。ならば太郎は煮え湯を飲む覚悟で臨むべきだ。

政権交代と消費税減税、どちらが重いか?

 まず、いちばん数が多い野党は立憲民主党だ。

 その立憲が党内構造や財務省寄りの体質から消費税減税にどうしても舵を切れないなら、そして例えば「消費税減税しないこと」が条件でならウチはまとまれる、と彼らがいうなら、それでもれいわ新選組を始め野党各党は乗るべきだ。なぜなら政権交代がまず必須だから、である。

 山本太郎はその冷徹な現実を直視し、「消費税減税しない」がたとえ条件でもYESと言うべきだろう。政権交代と消費税減税、どちらが重いか? カンタンな話だ。

 山本太郎はこのさい、それくらいの覚悟で政権交代に賭けたい。そのかわり野党側は山本太郎を大将に立てて戦うべきだろう。泉健太がトップではとうてい票は取れない。

 れいわの支持者は、まず自分たちが「いちばん飲みにくい政策は何か?」を考え、それをも能動的に飲み込む勢いで政権交代に臨むべきだ。

 野党各党が「政権交代の実現」では目標が同じなのに、それ以外の各論で揉めてまとまれないのでは愚の骨頂だ。もちろん「消費税減税しない」を飲め、は極論である。消費税減税が実現するなら、そのほうがいいに決まっている。要は、それくらいの気概と覚悟がなければ野党をひとつにまとめることなどできない、ということだ。

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