すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【カタールW杯】ドーハの奇跡 ~日本 2-1 ドイツ

2022-11-24 00:54:09 | サッカー日本代表
日本が強者ドイツに逆転勝ち

 森保ジャパンが強豪ドイツに競り勝った。

 前半は内容なんてどうでもいいから、とにかく食らいつく、というゲームだった。

 前半33分、ギュンドアンのPKでドイツに1点先行されたが、日本は後半にブンデスリーガで活躍する2人の選手が2点をもぎ取り突き放した。

 後半30分に途中出場の堂安がガラ空きのゴールへ冷静にブチ込めば、後半38分にこれまた途中出場の浅野が完璧なボールコントロールから至近距離でノイアーの頭上を打ち抜いた。

 逆転勝ちである。

次節コスタリカ戦に勝てばGL突破も

 日本のスタメンはGKが権田修一。4バックは酒井宏樹、吉田麻也、板倉滉、長友佑都。2CMFは遠藤航と田中碧。右SHは伊東純也、左SHは久保建英。トップ下は鎌田大地、ワントップは前田大然だ。

 日本のシステムは4-2-3-1。
 ゲームモデルはハイプレス&ショートカウンター、をやりたかったができなかった。

 それにしても前半の日本は20年くらい退化したかのようなサッカーだった。ポゼッション率78%と、ドイツにひたすらゲームを支配された。

 4バックのドイツは3バックに可変しビルドアップしてくる。彼らはボールを失うと、素早いトランジションからゲーゲンプレスにくる。現代的なサッカーだ。

 対する日本はドイツにボールを持たせて前からプレスをかけるが、どうやってもかわされる。ワントップの前田はコースを限定しよくボールを追っていたが、ドイツのほうが1枚上だった。

 たとえ日本がボールを奪っても、バックパスに逃げるか、せいぜい前に蹴り込むだけ。

 GKの権田はアバウトなロングボールを放り込むだけで、まったくビルドアップできない。PKになったシーンでも、慌てることはないのに相手を倒してファウルを取られた。何度か窮地を救う好セーブもあったが痛し痒しだ。

 かくて前半の日本はブロックを敷いて守っているだけで、ドイツを怖がりプレイしなかった。

 後半、一転して日本はシステムを3バックに変え、攻撃的に敵を幻惑した。そしてドイツは初戦のスキを伏兵に突かれたような形で失点した。ドイツは圧倒的に優勢だった前半に加点し、勝負を決められなかったのが全てだった。

 だが、それにしてもこの勝ちはとてつもなくデカい。

 次に当たるコスタリカは、0-7でスペインに負けている。日本は次節の最弱コスタリカ戦に勝てば、勝点6でグループリーグ突破の可能性もある。

 あとはブチ抜くだけだ。

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