工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

線路沿いの道

2014-04-20 22:21:59 | 日記
ひさしぶりに?旅行しました。

行先は福井県、3度目の訪問です。

東尋坊や恐竜博物館、福井市内めぐりなどの一日でしたが、今時珍しい?鉄道風景を紹介します。

実は以前から気になっていた所で、場所はえちぜん鉄道の終点勝山駅~比島駅~発坂駅の間。
何十年も前からほとんど変わっていない所のようです。


朝の勝山駅。
前回訪問時は京福電鉄でした・・・いや、正直復活するとは思っていませんでしたね。

左に見えるようにテキ6が屋根・ホーム付きで保存されています。
本線とつながっていないのが少しさみしい。
テキ6は全長7mほどの超小型機関車で、同じような小ささの貨車1両を連結しているのがなんともカワイイです。
どちらも大正時代に製造された貴重な産業遺産です。


間近に観察できますが、台車が見れないのが残念。
側面端部の窓が養生されているのは割れているからではなく、落込式の窓枠が外れないように(だと思う)。
・・・そういえば車庫で倉庫になっていたテキ9はどうなったのかな?

話が脱線しましたが本題の「道」に入りましょう。
勝山駅の山側にある道を福井方に進んでいきます。



・・・と、ここで一番電車が通過。今回勝山に到着したのは4時ごろでした。

さらに進むと山が迫ってきて線路も近づいてきます。


線路が近く、柵も何もありませんが・・・まぁこれは良くあること?でJRでも見られます。
しかし道床が低く、木製の架線柱がいい雰囲気です。



だいぶ道が狭くなります・・・対向車がきたらやな感じです。
ここらで「幅員狭小につき通行注意」という看板があらわれ、次の瞬間



狭っ!!

道路上の白い点線なに?
白線の内側にお下がりくださいってやつ?
ホームじゃないし!4輪車完全にはみ出すし!
という突込みを入れていると比島駅に到着します。



午後に通った際にはちょうど電車がいました。
この脇に突っ込んでいく勇気はありません(笑)
そしてここから斜面のちょっとした森の中を走りますが、



こうなります。
コレ、完全に軽しか通れないと思います。
・・・歩いてて車が来たら線路に避けるしかないと思います!
この先にクランク状の踏切があり、道路は線路より谷側に出てまた線路沿いに進みます。



いくつかある待避所で付近を観察していると後ろから2番電車が坂を登ってやってきました。
自動車で走行中に電車が来たらかなりおっかないし、軽トラの荷物がちょっとでもはみ出していたら接触してしまいそうです・・・



舗装されていなければ「併用軌道」といったところでしょう。
期待通りとてもいい雰囲気でした。
・・・でもこんなに狭いとは思わなかった(笑)



この道は最後は線路から離れ、線路の下をくぐって山の方へ行くようですが、降りた先は工事中で谷の下を走る道路に取り付けられていました。

ちなみに、私が訪問した際は朝も夕方も誰も来ませんでしたが、万が一対向車が来た場合延々バックを強いられる可能性があるので、勝山駅の広い駐車場に止めるのをお勧めします。
特にクランクの踏切は軽自動車以外は通過が難しいのではないかと思います。
・・・私はまたわざわざ駅に戻って電車で福井へ行きましたが(笑

※写真はすべて止まって撮影しています。