松実ブログ

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今日のオレはちょっと熱いぜ

2007年05月02日 20時42分40秒 | Weblog

「将来、何なりたい?」

よくある質問だ。

「プロ野球選手」「小児科医」・・・。過去の俺が目指した夢たち。

プロ野球選手にはなれなかったのではなく、ならなかった(笑)

小児科医にもなれなかったのではなく、ならなかった(笑)

そして今の自分がいる。

 

日曜日は、所属する草野球チームの試合だった。

先週の日曜日も試合で、0対0の同点だったので、何としても勝ちたかった。

みんなも気合いが入っていて「今日は負けられねーぞ!!」

などと口にしていた。

 

暖かいというよりも、暑いくらいの昼下がり、試合が始まった。

しかし・・・見方も相手も全く打てず、スコアボードの得点はゼロゼロゼロゼロ・・・・。

結局0対0のまま、9回の裏を迎えた。「また、0対0の同点か・・・」

不安が頭をよぎる。

9回の裏、我がチームの攻撃。なんと先頭打者のケンジがヒットで出塁。そして・・・続く打者はカッちゃん。

 

あ、そういえば言い忘れた。

その日、チームの監督がどうしても外せない用事があるとのことで不在。だからキャプテンである俺が監督代行を務めたのだ。

 

監督代行の俺は、カッちゃんに「ヒット&ラン」のサインを出した。

「送りバントよりも、ここはヒット&ランにしろ」神様が俺にそう呟いたのだ。

 

カッちゃんは、俺のサインにうなずき、ランナーのケンジもうなずいた。

ピッチャーが投球モーションに入った。ランナーのケンジのスタートはオッケー!!

あとはカッちゃんがバットに当てて転がすだけだ!!!

「ストライ~ク!!!」

さっきサインにうなずいたのに、カッちゃんは来た球を平然と見逃したのだ。

 

キャッチャーは素早くボールを2塁に投げた・・・。

ケンジは180センチ以上ある体を揺らし、一生懸命走っている。

「セーフ!!!」

ケンジは、単独の盗塁に成功したのだ。「ヒット&ラン」のはずが、「盗塁」になった。

 

まぁ、セーフだから結果オーライ。みんなも胸をなでおろした。

カッちゃんはその後、ボテボテのサードゴロを打ち、あまりにボテボテだった為、ケンジは3塁に進んだ。

ワンアウト3塁。1点取ればサヨナラ勝利だ。

 

ここで、監督代行の俺は判断を迫られた。打つのかスクイズなのか。

ドキドキした。だけど、その瞬間をすごく楽しんだ。判断次第ではこのチャンスをいかせず、試合が終わる。

 

結局3球目にスクイズのサインを出した。今度はしっかり決まって、勝利を手に入れた。「あぁ~よかった」

仲間と勝利を喜びあうと同時に、「嬉しい」とはまた違った感情が湧いた。

 

 

「俺はやっぱり高校野球の監督になりたい。」

自分が教員を志したキッカケは、他でもない。「高校野球の監督になりたい」そう思ったことだった。

もちろん、その夢を失ったわけじゃなかったけど、しばらく忘れていた。

 

だけどこの試合ではっきりと思い出した。

いつか・・・この夢を実現できるように、俺は努力しよう。そう思った。

誰かが「夢は逃げていかない、自分が夢から逃げているんだ」というようなことを言っていました。

みんなはどうだ?!夢があるなら、逃げずに一緒に戦わないか?!

 

 ガク 


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