松実ブログ

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きく、ということ

2020年02月12日 17時54分37秒 | Weblog

みなさん、こんばんは♡

高等部では本日、後期試験(ANNEXは単位認定試験)1日目でした。

今日は、みなさんの努力の跡をなぞりながら採点しました。

明日も試験対策頑張ってね。

 

さて、ここ最近『きく』ということについて考えさせられました。

よくあるのは、『聞く』と『聴く』の違い。

門構えの中の小さな耳の『聞く』は『聞こえる』に等しく音として情報を耳に入れること。

対して大きな耳に十の目と心と書く『聴く』は、身を入れて『聴き取る』こと。

 

教員生活をしていて、生徒や保護者の皆さんが話してくれることに対して、

どんな『きき方』をしているかなぁと日々振り返りますし、逆に私自身が話をしたいとき、

目の前の相手の人は、聞いてるのか聴いてるのか、感じることもあります。

 

また、馴染みは薄いですが『掬(きく)』という字もあります。

『掬する』といって、水を両手ですくうことや、心持ちを推し量ることを意味する語です。

私がこの言葉を知ったのは漢字検定の勉強ですが、それ以来、

相手が言葉に出来ないことも推し量りながら『掬(きく)』ことが出来る人を

尊敬するようになりました。相手の心持ちを『こうなんだろう?』という決めつけではなく、

『こういう風に感じたんじゃないかな?』と共感と想像をもって、しみじみと感じること。

 

聞く、聴く、掬。

みなさんは普段、どんな耳をもっていますか??

 

(聴くといえば、落語が好きな)マリオより。


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