松実ブログ

松実の教員が書き込んでいます。面白い先生がたくさんいますよ☆

てるてる坊主

2016年01月29日 23時37分08秒 | Weblog

みなさん、こんばんは。

 

明日は、高等部3学年の保護者会です。

まもなく松実を旅立つ学年の、最後の保護者会です。

『新入生』が『在校生』となり、『卒業生』となる過程で、いろんな変化・成長を遂げた50名です。

その50名の生徒には、励まし、見守り、支え続けてくださった保護者様がいてくださり、

かたや学園サイドでは、数年にわたり、粘り強くここまで導いてきた担任の先生方がいます。

 

 

生徒の成長を見守る中で、山あり谷ありだった数年間、きっと人知れず悩んだり、困ったりしたこともあったと思います。

生徒にとって初めての経験が、先生にとっても初めての経験だった、ということも少なくなかったでしょう。

でも、だからこそ戸惑ったりしながらも、喜怒哀楽を共有し、しっかりと歩みを進めてきた学年なのだと思います。

担任の先生方の豊かな愛情に包まれた、陽だまりのような温かい印象の3学年50名。

魅力いっぱいの、家族みたいな学年です。

 

 

去年、おととしと卒業生の担任だった私は、やはりこの時期の心境、思い入れを考えると感慨深くなります。

悔いのないよう精一杯、出来ることをやりきって、やりきらせて、愛情や感謝を惜しみなく伝えきって、卒業させたい。

そういう気持ちを抱えて、とことん走りきる、そんな残りの数週間を過ごすのが、卒業生担任です。

 

最後だから、とか最後こそ、ではなく、『最後まで』。

そういう気概で物事に取り組むことができる、3年生の先生方を、私も全力で応援したいのです。

 

まずは、明日の保護者会の成功を、心から祈って。

お父様、お母様。明日はお足元の悪い中恐縮ですが、くれぐれもお気を付けて、ご来園ください。

手前味噌な感じですが、担任の先生方のこれまでの熱意と愛情と、

何より、それによる成果(=お子様の笑顔)を感じていただける会だと思います。

 

(雪の予報にも、てるてる坊主は効果があるのか実験中の)マリオより。


「1」の認識

2016年01月28日 10時45分52秒 | Weblog

早いもので新年が明けてから1か月が経ちますね。

2016年の幕開けとしてはいかがでしたか?

時とともに「1」という数字をどれだけ大きなものとして考えられるかということが大切なような気がします。

1歳の子は生きてきたその1年が人生の100%

10歳の子の1年は人生の10分の1

今年30歳になる自分にとって、この1年は人生の30分の1となります。

歳を重ねると分母が増えるため、同じ1年でも人生の何分の1と小さなものに見え、1年が早く過ぎ去ってしまう感覚になるのではないでしょうか。

時間の感覚だけではありません。

出会った人、経験したこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、人に何かしてもらったこと、してあげたこと...その1人1人、一つ一つ、1日1日が当たり前に捉えてしまった時、数ある中の「1」に重きを持てなくなっている時、何かを見落としてしまっているのかもしれません。

自分を支えているのは大地であり、命(食事)であり、家族であり、目的であり、自分です。

中3生、高3生は残りの登園日数も少なくなってきました。

中3生は残り30日。

ずっと続くように思えた日常が、当たり前にあった自分の席が、普通に近くにいたクラスメイトが、終わり、無くなり、遠くに行ってしまうような節目になります。

数ある選択肢の中で、数ある人の中で、数ある支えの中で「今」があります。

年度の節目には、ゆっくり色んな事を振り返り、そして前を向いていく気持ちを育てていきたいですね。

 

みち


覚悟

2016年01月26日 20時43分34秒 | Weblog

こんばんは。

今日は少しだけ暖かかったですね。

それでも、まだまだ寒い日が続きます。朝はとくに頑張らないといけませんね。

 

私事ですが、2週間前の火曜日、腰を痛めてしまいました。

先生方や生徒の皆さんには、大変ご迷惑とご心配をおかけしてしまいました。

すみませんでした。心配してくださった方々、ありがとうございました。

 

怪我自体は、学生時代に患ったものが転んだ拍子に再発?してしまったみたいなのですが…。

 

そんななかで、ある言葉を思い出しました。

「プロは怪我や病気が少ない」

これは、私がサッカーをやっていた時によく言われた言葉です。

 

 

「本気で取り組んでいるものがあるのであれば、怪我や病気によって仕事ができない、練習ができない、ということを“恥ずかしい”と感じるくらいにならないとダメだ。」

 

 

もちろん、不可避な怪我や病気もあると思います。

でも、それだけの覚悟を持って日々の生活をしていますか?ということです。

 

 

皆さんは、どうですか?

 

私は………。

 

 

でっかい人より。


伝えること

2016年01月25日 16時20分55秒 | Weblog

こんにちは!!

 

本日は中等部の学考の時間に企画コース主催の「まつみーてぃんぐ」という討論会を実施しました。

 

 

「討論」と一言で言うと、なんか堅苦しくて、難しい内容なんじゃないかと思う人も多いと思います。

 

 

でも、討論会に参加するメンバーは事前準備をとことんやり、見事発表することができました。

 

 

内容だけではなく、伝え方、伝わる言い方を考え、丁寧に気持ちを伝えることできちんと相手に伝わることを学んだ人も多いと思います。

 

 

伝えること、聞くこと、考えること、全てのことが充実できた時間だったと思います

 

 

企画コース、参加したみなさんお疲れ様でした

 

 

発表する姿はとっても素敵でしたよ

 

       ★NAOKI★


24

2016年01月22日 22時01分08秒 | Weblog

昨日は「大寒」でした。
二十四節気ネタをこのブログに書くようになったか。
オイラも年齢(トシ)ですね。

大寒?二十四節気?
このブログを読んでくれている高校生にとっては、
なにそれ?って感じでしょうか。
もしかしたら大人でも「なにそれ?」状態の人も多いかもしれませんね。

しかし、今日の2時間目「課題研究」に出席してくれた高2の皆さんは、
「大寒」も「二十四節気」も知っていますね。

1年は12か月。
季節は「春」「夏」「秋」「冬」の四季。
ここくらいまでなら、だいたいどなたでも知っていることですね。
しかし、二十四節気はなんと、一年間を24等分しちゃうのです!!
「大寒」はそのうちの一つ。今年の「大寒」は1月21日、つまり昨日でした。
ちなみに、次は「立春」で2月4日です!
なんと!こんなに寒いのに、もう春の存在が・・・。

「大寒」を過ぎて、「立春」へと向かっているということは・・・
つまりは「冬」が終わり、「春」が訪れようとしているということ。
このことから、高2の皆さんには、次の2つのことが分かるねと伝えました。

➀皆さんはまだ2年生だけど「2年生の冬」が過ぎたということは、もう「3年生の春」であるということ。
②「大寒」とか「二十四節気」という「知らなかったこと」を「知ること」は楽しいということ。

みんな、目を輝かせて授業に臨んでくれました。
ありがとう。

また、何人もの生徒がプリントの隅っこに、
「先生おめでとう!」って書いてくれていましたね。
君たちは本当に優しいね。
ありがとう。


 G

 


前へ進む

2016年01月21日 22時04分58秒 | Weblog

 

みなさん、こんばんは。

 

新年が始まって初めてのブログです。

今年もよろしくお願いいたします。

 

皆さんは、新年をどのように迎えましたか?

私は毎年恒例にしていることをして1年を締めくくり、1年をスタートしました。

ちょっと前に話題になりましたね・・・ルーティーンってやつです。

ささやかながら、今年も良いことがあるといいなぁと願いました。

 

 

さて、始まりがあればいつか終わりもくる…。

 

本日、高等部3年生の後期試験が無事に終わりました。

初日の緊張した表情から少しずつやわらかい表情へと変わっていく3年生。

 

後期試験を終え、やり切ったという表情。

 

お疲れ様でした。よく頑張りましたね。

 

高校生としての最期の試験。

乗り越えた自分をほめてください。

 

 

そして、今の自分を次の高みへと昇華してください。

 

 

 

 

 

 

たいじ


イギリスの不思議(5)

2016年01月20日 09時00分00秒 | Weblog

1月も半ばを過ぎ、正月の清とした静けさも終わり、通常の生活が戻ってきましたね。例年思いますが、歳を重ねるごとに日々の移ろいの速さに驚かさせられます。

さて、重さを表すポンドは、古代ローマ時代には "libra" という単位(ラテン語で天秤の意味)で呼ばれていました。通貨のポンドもこれに倣って、通貨記号として "L"で表し、その筆記体からきた "£"が単位として使われています。そして、£ の後もしくはまれに前に国名の略記を付けて各国の通貨を表します。例えば、キプロス・ポンドは £C となります。また、イギリスポンドは、sterling の略の stg をつける場合もあります。sterlingの由来に関しては諸説ありますが、「正銘正真」の意味があるとも、sterling家が硬貨鋳造を担っていたからだなどが代表的なところです。なお、イギリスの海外領土のセントヘレナ、フォークランド諸島、マン島、ジブラルタル、ガーンジー島、ジャージー島ではそれぞれ独自のポンド通貨が流通しています。

イギリスでは19世紀中頃まで、イングランド銀行に預けた金(きん)を担保とした銀行券の発行が各市中銀行に認められていました。その後、インフレを防止するため、法定通貨としてイングランド銀行のみに発券が認められましたが、歴史的経緯により、スコットランドのスコットランド銀行、ロイヤルバンク・オブ・スコットランド、クライズデール銀行、及び、北アイルランドのアイルランド銀行、ファースト・トラスト銀行、ノーザン銀行、アルスター銀行での発券とそれらの銀行券の流通もそのまま認められました。しかしながら、それらの銀行券は法定通貨ではないので、日本で両替することはできませんし、発行されている地区以外のイギリス国内でも使用を拒否される場合があるそうです。

イギリスの銀行券は、額面金額が大きくなるにつれて、縦横ともに少しずつ大きくなります。表面には統一的にエリザベス女王の肖像を用い、裏面には発明家、作家、銀行の創設者、文化・経済人の肖像とその人物に関連した図柄が採用されています。


イギリスを巡っては、今年の国民投票の結果如何では、EUを離脱するかもしれないなど、話題が尽きません。しかしながら、イギリスの不思議に関しては今回で最後になります。中世イギリスにも、興味深い事柄が数多くあるのですが、映画やドラマや小説などでも頻繁に題材になっているので、あえて省略することをお許しください。

近代のイギリスが世界に大きな影響を与えた出来事の一つで忘れてならないのは、産業革命ではないでしょうか。では、何故、イギリスに産業革命が世界で初めて起こったのかを考えていきましょう。

18世紀迄に、イギリスは植民地獲得競争でフランスを打ち負かし、世界の覇者となりました。これにより、イギリスに莫大な資本が蓄積されることになっただけでなく、巨大な海外市場も擁するようになりました。

同じ頃、中世以来の商工業の発達と人口の増加は穀物不足をもたらしました。それを口実に、地主が違法に借地農を追いたてる囲い込み運動が始まり、取り上げた農地を大規模農業経営者に貸し出し、その経営者が仕事にあぶれた農業労働者を雇用するという三分制度が確立したのです。こうして、資本主義的農業経営が出現して農業革命となりました。これにより、穀物の自給が可能になっていっただけでなく、農作業の効率化によって農村の労働者に余剰が出るようになり、都市に流入して工業労働力となっていきました。

また、当時のイギリスでは綿織物に対する需要が高まりを見せていました。この需要を賄うために、紡績機械の発明・改良が促され、これを契機として、その他の機器も長足の進展を遂げました。特に、ジェームス・ワットが新方式の蒸気機関を開発したことにより、水力利用が可能でも不便な山間部から、石炭資源が豊富で便利な平野部に工業地帯が形成されるようになりました。これら一連の木綿工業での革新は、機械工業・製鉄業・石炭業の技術の飛躍的進歩を連鎖反応的に引き起こし、これが後に、産業革命と呼ばれるようになったのです。

さらに、工業化の高まりにより、原材料・製品の輸送が問題となってきたので、18世紀後半から19世紀初頭にかけて運河が盛んに開削され、フルトンによる蒸気船の発明もあって、水上運送が大きく変革されました。また、1825年にスティーブンソンによって蒸気機関車が発明され、19世紀中頃にイギリスの鉄道網が完成し、、陸上運輸も大発展を遂げるようになりました。

このような急速な産業の発達は、同時に急激な環境の破壊をもたらしました。これが、有名なロンドンの霧の一因となり、環境保護活動が惹起されました。また、低賃金・長時間労働を強いられる労働者階級が生まれ、深刻な社会問題となって、労働運動も激しさを増していきました。さらに、人口が都市部に集中し始め、産業革命以前はイギリスの都市人口は全人口の約50パーセントだったのが、19世紀中葉には75パーセントにまで及び、劣悪な住環境が問題となりました。

産業革命はイギリスの工業力を一気に高めましたが、同時に、現在に繋がるこのような様々な問題も引き起こすこととなったのです。


こんなときは英語でなんて言うの

"I know this is a lot to ask, but” 「難しいお願いだとは思いますが」
無理なお願いごとをしたいときの定番フレーズです。頼みにくいと思っていることを伝えたいときに便利です。

1.誕生パーティー

A. Keith, I can't make it to the party today.
(キース、今日はパーティーに行けないんだ。)

B. What? Who's picking up the cake then?
(何だって?じゃあ、その時、誰がケーキを受け取りに行くんだい?)

A. Well...I know this is a lot to ask, but can you pick it up?
(んんん…無理を承知でなんだけど、君に行ってもらえないかな?)

2.バイトのシフト調整

A.You mean on New Year's Day?
(元日の事ですか?)

B.I know this is a lot to ask, but no one is available.
(難しいお願いだとは思うけど、他に人手が無くてね。)

A.That's okay. I can work on New Year's Day.
(いいですよ。元日に出られます。)

【おまけ】

We have two ears and one mouth so that we can listen twice as much as we speak.

Albert Einstein
(1879-1955)

あの天才アンシュタインでも、話すより聞くほうが重要だと言っています。


フィールドに立つ(後期試験バージョン)

2016年01月19日 20時27分55秒 | Weblog
1月ももう下旬になりますが、
改めまして明けましておめでとうございます。
私にとってはこれが今年最初のブログ。みなさん、本年もよろしくお願いします。

さて、今日から高等部3年生は後期試験。
私は1限の現代文の試験監督を担当しました。

昨日は荒天のため登校のできなかった3年生も大勢いたので心配もしていましたが
今朝は元気なみなさんにたくさん会うことができ、ホッとしました。

試験監督をしている間の楽しみと言えば、
みなさんの頑張っている表情を見ることです。

これまでの準備を無駄にしないために、みんな本当に一生懸命です。
学園行事の時も一生懸命ではありますが、試験に臨む姿はまた格別。

3年生が一生懸命試験と向き合っている間に私の感じていたことは

「あぁ、みんな頑張れるフィールドに立てているのだな」ということ。

中等部高等部を問わず、「何に力を注げば良いのかわからない」とか
「分からないから何に対しても力が入らない(ような気がしてしまう)」と
思う人は多いと思います。
でも試験という他人の力を借りることのできない場面では完全に
(自分が)やるしかないのです。
何をどれだけ頑張れば良いのかを自分自身で考え、行動する。

もちろん今日を迎えるまでには様々な悩みや葛藤もあったことでしょう。
それらを乗り越えて今日を迎えたはずです。だから、私は試験に取り組む
みなさんの表情が好きなのでしょうね。

まだ、思うように力を尽くせないと感じているみなさん。
大丈夫。焦らなくてもきっと
頑張れるフィールドに立てるようになります。

頑張れない、力を出せないことは悪いわけではないのです。
苦しくて辛いことですが、決して悪いことじゃないんですよ。
だから諦めてしまわずに、一緒に輝ける「きっかけ」を
探しましょう!ゆっくりとゆっくりと。

そんなことを考えていたら、あっという間に試験時間が
終わってしまいました。


3年生、みなさんは最高学年にふさわしい表情をしてました。
後輩の良いお手本となっていました。残りの試験も今日と
同じようにどこまで頑張ってもらいたいと思います。
素敵な顔を見せてくれてありがとう。

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これまでこのブログを読んでいるなんて口にしたことはないけ、
実はしっかりと読んでくれているみなさん、
ありがとう。おかげで今日も頑張ろう!という気持ちになりましたよ。

taks

最高学年の締め括り

2016年01月18日 22時28分51秒 | Weblog
みなさん、こんばんは。


冬休みが明け、新年のあいさつをみなさんと交わして間もないですが、明日から高等部では3年生の後期試験が始まります。

高校最後の試験、手を抜かず、油断せず、全力を尽くしてくださいね。

そして、試験が終わるとすぐに家庭研修期間に入ります。
松実で過ごせる時間も終わりに近づいています。

1日1日をこれまでにも増して大切に感じることが増えるでしょう。

その日々が松実での生活の締め括りにふさわしいものになるように、最高学年として、卒業生としての背中を見せていってほしいと思います。


さて、本日は雪の影響で交通機関に乱れが出ましたが、頑張って学園に来てくれたみなさん、本当にお疲れさまでした。

明日登校する時には路面が凍結しているかもしれませんので、くれぐれも気をつけて。


それではまた明日、学園で待っています。

こーへい

本日の残高86400

2016年01月15日 16時32分35秒 | Weblog
本日の残高・・・

86400

円じゃなくて、「秒」です。


私たちが全員に平等に与えられているものは、容姿でもなく、頭の回転の速さでもなく、足の速さでもなく、、、

時間なんです!

60秒×60分×24時間=86400秒

私たちは生まれたその瞬間から毎日減ることもなく増えることもなく、同じ時間を与え続けられます。

厄介なことにこの「時間」という存在は貯めることはできないので、一日の終わりには必ず「0」を刻みます。

私の今年の目標は、この毎日与えられ続ける86400秒をいかにうまく使うかを意識して、

時間を大切にして生きていきたいと思います。


この一年が松実のみなさんにとって実りある一年になることを、

心よりお祈り申し上げます!!



すづ