みなさん、こんにちは。今年度がスタートして、早くも通常授業も始まりました。
元気ですか?無理していませんか?頑張りすぎていませんか??
新入生のみなさん、学園生活はどうでしょうか?
在校生のみなさんも新しいクラス、新しい担任の先生と、大きな節目を迎えた人も多いでしょう。
その中で、何かしら変化があると変に浮ついてしまう人もいるかと思います。
また、何だかしっくりこないなぁと違和感を抱いている人もいるかもしれません。
もしかしたら、キュッとちぢこまって、呼吸が浅くなっている人もいるかもしれませんね。
そんな人たちに。『まずは、座り方を整える』ことのアドバイスをしたいと思います。
私は中学~大学時代に乗馬を習っていたのですが、ちょうど高校生の時、
障害を飛べなくなるというスランプに陥ったことがありました。
踏み切るタイミング、手綱の位置、馬と息を合わせるのも問題ないのに…と悩んでいたところ、
インストラクターさんが『まずは、座り方を安定させてみましょう』と言いました。
なるほど、次こそ跳ばねば!と緊張するあまり、前のめりになっていたことに気付いたのです。
その後、鞍(くら)の上での姿勢を整えることで、スムーズに障害が飛べるようになりました。
たかが座り方。されど座り方。乗馬に限らず、基本姿勢から整える世界はいろいろあります。
例えば茶道でも、『居住まい正して…』と、お茶を点てる前に、ひと呼吸置く『間』があります。
吹奏楽部で、クラリネットやフルートを吹くときにも、背筋ひとつで音の質が違いました。
書道でも、筆を握って半紙に向かう前に、基本の姿勢を確認します。
きっと、どのように座るかで、体の酸素の巡り方や、自分の心持ちも変化してくるのですね。
ちなみに居場所の『居』は、『座る』の意味です。
しっかりと座ることで、根を張っていくことが出来て、
やがて居場所が出来上がっていくのかもしれません。
新しい教室の新しい座席で、そわそわしてしまうようだったら。
是非、自分のイスにしっかりと座ってみて下さい。
座って、一息つくこと。
大丈夫。きっと今以上に、今後慣れていって、落ち着いていくはずです。
ちなみに私は、松実高等学園に勤めて11回目の春を迎えました。
今年度は、10年間慣れ親しんだ環境から、新たな場所に変化するチャンスに恵まれました。
新たな出会いと不慣れな環境で1つ1つ確認しながら、発見の多い毎日を過ごしています。
とりあえず、『基本』を大切にしながら、出来ることを精一杯していこうと。
明日もまた1日、良い日になりますように☆
(↑そんなこと書きつつ、くるくる回るイスで、くるくる回るのが好きな)マリオより。