どんなことにも、始めがあれば終わりがあります。
作った物は必ず壊れるし、楽しい時間も始まればどこかで終了時間があります。
美しい花も花開けば必ず散る時を迎えるし、人間も生まれれば必ず死を迎えます。
始まりは誰しも、期待に胸を膨らませるものです。そして楽しいこと、素晴らしい物はいつまであり続けてもらいたいと願います。
しかし、始まったことをどうやって終わらせるかは、始まりよりも大切なことかもしれません。
以前、子供の時期に作ったものを壊す遊びをしてこなかった子供は、トラブルに直面した時に自分で解決する力が不足しやすいという
話を聞きました。
世の営みは創造と破壊で成り立ち、片方だけでは成り立ちません。
もちろん物を大切にする心は大切ですが。
ただ、どこかで終わりを迎えないと、そこに執着してしまい、次の成長段階に入らないのも、もっともな話です。
時間が経てば自然と終わりを迎えることもあります。
そして、その時間のかかり方はその物、出来事、人などによってさまざまだと思いますが、その時が来たときに
終わりと、どうやってむき合うかが大切だと思います。
2014年も終わりを迎えようとしています。どうやってその時を迎えるか人によって違うと思いますが、来年が始め
られるよう、今のうちから準備しておきたいものです。
私自身も今年は非常に大きな節目を迎えました。来年のスタートも終わりを迎えることへの準備から始まると思い
ます。
そして、また新しい創造をしていきたいと思います。
今年一年ありがとうございました。来年も健やかで幸多き一年でありますように。よいお年を。
けんた