松実ブログ

松実の教員が書き込んでいます。面白い先生がたくさんいますよ☆

「出会い」と「別れ」

2010年03月31日 10時06分58秒 | Weblog
人は生まれたときから
「出会い」と「別れ」を繰り返しながら生きていく。


生まれて親に会って
親戚に会って
友達に会って
好きな人に会って
同僚に会って
一生の伴侶に会って
自分の子供に会って
きっと孫にも会って

一生を終えていく。

ただその中で

親と別れて
親戚と別れて
友達と別れて
好きな人と別れて
同僚と別れて
伴侶と別れて
自分の子供と別れて
孫とも別れて

そんなことも一生のうちには含まれている。



私は「出会い」も「別れ」も両方苦手だ。

いや、ちゃんと説明すれば

「別れ」が苦手だから、それとセットになっている「出会い」を自ら避けている。


その人が大切であればあるほど、

「別れ」が辛い。

だから、その人にあまりかかわらないように、好きにならないように、とずっと生きてきた。

そんな自分が嫌いだった。


でも20歳のときに

どんなに逃げようとしても
どんなに避けようとしても

その人の魅力に引き付けられてしまう、


そんな人たちに出会った。


私もそんな風になりたいと心から思った。

どうしたらなれるか、本気で考えた。



そして私は苦手を克服しようと決めた。

それが「出会い」と「別れ」だった。


私は学校の先生になった。

これほど多くの人と出会い、深く関わり、別れる職業はないからだ。


他の先生みたいに

先生らしくないし、

大きな志もない。


でも自分が大きく成長できる、だから教師になった。


こんな私が学校の先生やってていいのかな、と毎日自問自答する。


でも
ほんの少しだけど
以前よりも理想の自分に近づけた。

そして前よりもほんの少し自分を好きになれた。


だからまだまだ学校の先生を続けていこうと思える。




私は今月多くの「別れ」を経験した。
やっぱり辛い。

でもきっとこの「別れ」が、そして別れの裏側にある「出会い」が

もっと私を成長させてくれることを信じて、

私らしく、マイペースに、たくさん笑って生きていこうと思う。



私に出会ってくれた人全員に感謝!

そしてみんなが幸せな日々を送れることを心より祈って。





ほさかかなえ

「挑戦」

2010年03月30日 19時32分33秒 | Weblog
海を見に行った。
車は使わず、電車での1泊2日の小旅行。


茅ヶ崎駅で下車をし、サザンビーチまで歩いて約30分。
事前に予約していた旅館に荷物を預けることもなく、ただ真っ直ぐに海を目指した。
久しぶりの海だった。


早起きをした甲斐もあって、時間がたっぷりとある。
何をすることもなく、砂浜でボーッと海を眺め、サーファーたちを見ていた。


飽きるまで海を見たあと、海岸の近くに予約した旅館へ行き、荷物を預け、再び茅ヶ崎駅まで歩いた。


続いて、電車に乗り、藤沢駅で江ノ電に乗りかえ、江の島駅で下車。
海を見ながら、あてもなく海沿いを歩いた。


極楽寺駅では、骨董品屋とコーヒー屋さんがドッキングしているお店で、ブレンドコーヒーを飲んだ。
長谷駅では、以前にも行ったハワイアンのお店に寄り、コースターを買った。
鎌倉駅では、商店街を歩き、以前にも行ったカレー屋さんに行こうとした。
(結局、雑誌にも載るほどのお店なので、混んでいて、並ぶのを諦めてしまったけれど…。)


ゆっくりと時間をかけて、そしてまた再び、旅館へ戻った。




生まれて初めてのひとり旅。
旅という言葉は、大げさかも知れないが、私にとっては正真正銘の旅。


今年は、スノボーに続き、初めての体験を多くしている。
いろいろなことに挑戦してみよう。
今まで触れてこなかったものにも触れてみよう。


「挑戦」-ありきたりな言葉だが、新年度の私の抱負だ。








 H 

気長に待つ

2010年03月29日 16時18分44秒 | Weblog
「おまたせ!」

待ち合わせ時間から10分遅刻して現れた女性。

とても笑顔で、かわいらしい印象。





先日、久しぶりに大学時代の友人に会いました。
毎日一緒にいた友人。
どんな悩みごとも、必ず彼女には話をしていた間柄。

相変わらずお洒落で、かわいい彼女
吸い込まれそうなくりくりした瞳の持ち主。

久しぶり感が充満しつつ、カフェへ
最近のお互いの近況状況を話つつ、驚いたり、笑ったり。


ただ、何だか変な雰囲気。。。

何か言いたそうだけれど、言いにくそうな感じ。

私「何かあった?」

友人「・・・うん。」

それ以上は何も語らなかった友人。
何かあったと教えてくれただけでも、よかった。
人には少なからず言いにくい悩み事や考え事があるだろう。


私は今まで何でも話していたから、彼女のことも知りたいと思っていた。だから、尚更ショックはあるけれど、人にはタイミングいうものがある。

心の整理がついた時に教えてくれればいいよと。

それが何年先でもね。

ついつい、自分の気持ちは必ず相手も一緒だと考えてしまうことがある。
自分がこうしたから、相手にもこうしてほしいと。

見返りを求めて行動してしまうこと。

人間、「欲」というものがあるからね。

もしかしたら、彼女は私に何も語らないかもしれない。

いつか語ってもらえるように、待つしかないかな。

気長に待ってみようと思います

    うっちー

叫び!!

2010年03月26日 19時01分38秒 | Weblog

俺はどちらかと言うと独りが好きだ。

でも行事やイベントが大好き。体を動かすのも好きだ。

大人しくしているより盛り上がりたい。

でも規則やルールを破れない、あぁ中途半端だ。

常識あるおばかさんになりたい。

 


満面の笑み、家族との笑い、集団での楽しみ、悲しみ、怒りの心、そして優しさや温もり。

冷たい視線や冷静な言葉で武装しながら、世の中を見つめ、これまで失ったり、封印したりしてきたものたち。

硬い石のようになっていたものたち。


でもいつからか、ほんの少しずつ、柔らかな温かさを感じながら溶け出してきた。

今まで出会ってきた皆さん、掛け替えの無い優しさと温もりをありがとうございます。

 

 


独りでいる方が、気楽だし、好きなことできるよ。

時間にも、他人にも、縛られないし。

人が沢山いたら色々と面倒でしょ。

だから独りが好きだ。

 


でもきっと本当は誰かと一緒にいたくて。

安心しているのかしていないのかわからないけど、少しでも心地良くいたくて。


そして出来れば、様々な時間と経験を共にして、感動を共有していきたいのだと思う。

感動には嘘がない、いつかどこかで聞いた言葉。

胸に深く刺さったのを今でも覚えている。


きっと1人でも感動することはできるのだろう。

けれども沢山の人がいれば、それこそ名前も知らない人とも感動を共有することが出来る。

さらに言えば、同じ時間、同じ空間、同じ意志を持ちながら同じく走り続けた人たちとの感動はまた格別なものなのだと思う。


顔がぐしゃぐしゃになりながら泣いたっていいじゃない、大声あげて笑ったっていいじゃない、とことん怒ってケンカしたっていいじゃない、汗くさく泥くさくでもいいじゃない、ちっともカッコ良くなくたっていいじゃない。

人間の本質、魂の叫びと共に突き動かされたとき、言葉に出来ない、うまく説明出来ない感動を体験する事ができる。


その感動を共有することが、どんなに素晴らしく尊い事なのか。

物やお金では決して得ることができない、どんなに幸せなことなのか。

そんな本来の人間らしさに、本当はずっと憧れていたのだと気づいてしまいました。


本当はずっと気づいていたけれど、独りが好きだって誤魔化し続けていたのかも知れませんね。

 


そんな私に…、


人間らしく生きていける人生であれっ!!(心の叫び)

 

 

 

 

 

たき


教室とキャラメルと、初恋と。

2010年03月25日 19時24分22秒 | Weblog
私の初恋は、中学2年生の時。
幼稚園のきく組のりょうくんも好きだったし、塾が一緒だった岩井くんも素敵だったけれど。初めて嫉妬したのも、初めて泣いたのも、初めて携帯電話を枕元に置いて寝たのも
中学2年生の時

くだらないことでからかってくる彼としょっちゅうけんかして
「~くんなんてだいっっっっっっきらい!!!!!!!」
と怒り狂っていた。

でも、本当は大好きで、うっかりクラスメイトに言ったのが間違いで、あっという間にクラス中に広まっていた。

恥ずかしくてお互い目も合わせなくなり、3年生になった。

小・中・高一環校だったため、ほとんどの子がそのまま高等部へ上がる中、彼が外部の高校を受験することを知った。

ろくに話もできないまま時間だけが過ぎた。
受験シーズンに入ると彼は欠席が多くなり会うこともできなくなった。

2月13日の夜、友達からの電話。「もえぎちゃん、このままでいいの?」「もういいんだよ」と笑う私に友達は「よくないよ!」と怒った。「後悔するよ。明日のバレンタインが最後のチャンスだよ!」
電話を切り、うろうろとリビングを歩く私に母が一言
「駅前のケーキ屋さん、まだあいてるんじゃない?」

寒い中を駅前のケーキ屋さんに向かって自転車を猛スピードでこいでいた。

小さなチョコレートの箱を手にとると、バレンタイン・フェアと書かれた看板の下でケーキ屋さんのお姉さんに「好きな子にあげるの?」とニヤニヤしながら聞かれ、子ども扱いされたような気がして「ちがいます」とぷいっと答えた。

2月14日に、彼は久しぶりに登校した。
6時間目の数学の時間は全く授業内容など頭に入らず、シャーペンを持つ手が少し震えていた。運よく彼はそうじ当番で放課後教室に残っていた。クラスメイトの計らいで、廊下に二人で押し出された。
「これ、あげる」とチョコレートを渡すと「あ、どうも」と彼は受け取った。
かばんを掴み、逃げるように階段を降りる私を友達は追いかけてきてくれた。

そんな14歳の初恋を思い出したのは、部屋の机の中から出てきたキャラメルの缶を見つけたから。ホワイトデーに彼からもらったキャラメルをどうしてももったいなくて食べられなかったんだ。

結局、あれから一度も会っていない彼は無事一流企業に就職したと風の噂で聞いた。

もし、別の形で別の時期に出会っていたらもう少し上手に恋ができたのだろうか。幼すぎた私たちには精いっぱいな日々だったのだけれど。
でもきっと、あの時あの教室で出会っていたから恋をしたんだ。14歳の幼すぎる初恋は、出会えてよかったと思える恋だったと、10年経ってようやく思う。

10年間私の甘酸っぱい想いを抱え込んでいたキャラメルたちは、やっぱり腐っているのかな。困ったな。





もえ

感謝

2010年03月24日 21時06分14秒 | Weblog
もうすぐ教員生活6年目が終わりを迎えます。

6年間。2190日。52560時間。

松実高等学園の教員に求められるものは何か?
生徒や親御さんの期待にどのようにこたえられているのか?
目の前の生徒は「どんなことで、どんな場所で輝くのだろうか?」
今の私に何ができるのだろうか?

そんなことばかりを考え、毎日走ってきました。

教員という仕事は孤独なフルマラソンではありません。
他の教員と連携し、自分のできる範疇の中で、全力で取り組む。
いわばリレーです。
その生徒がゴールテープを切るまで(卒業)、それぞれが役割を担うのです。

連携や協力は一人ではできないもの。
だからこそ、テープを切った瞬間は仲間と共に喜びあえました。

忙しいなかにも、充実感があり、達成感を得ることができる仕事。
モノではない人との係わりのなかでしか得られない感動を体感できる仕事。
松実高等学園での仕事は、すべて自分の財産になりました。

ありがとう、松実高等学園。

来年度も全力で駆け抜けます。

が、その前に21年度の宿題を片付けなければ・・・。

 
 S

ありがとう

2010年03月23日 15時28分36秒 | Weblog
修了式前日。

Y奈の描いてくれた、かわいらしいモンスターたちに囲まれた放課後の教室で、鍵閉めの点検をしていました。
ふと、ホワイトボードに目をやると、ホワイトボード消しが、ない。
ボードの裏側についているのかな?と思ってうしろ側を見ても、ない。
教卓にもロッカーにもゴミ箱の中にも…どこにもない。

これは・・・

みんなのいたずらに私が気づいた時の、彼らの小悪魔のような笑顔が脳裏に浮かびました。
「K太か、K正か?・・・あるいはM里??まさか、K太郎!?それとも・・・???」
ぱっと走馬灯のように、これまでの彼らの悪事が思い出されました。
ホワイトボードの日付を、毎日1月1日に書き換えてお年玉をせびってみたり(R太、君です)、私のペンケースがロッカーの教科書ボックスの裏側にうまい具合に眠っていたり。ホワイトボードに「鬼村先生へ」と書かれた、しょうもない落書きの数々。(だれが鬼じゃ、Uさん!!)。椅子にスライムがしこんであったことも…。教室での鬼ごっこ、こづきあいがエスカレートしての大げんか。片づけてから帰れと口を酸っぱくしていったのに、机の上に読みかけのジャンプが置いてあったり。

最後の最後まで…
「…やったなぁ~~~
言葉が汚くて大変申し訳ないが、マジでブチ切れそうになりました(笑)

待て待て。
ここで教室中を探しまわったり(もう充分探したけれど)、明日の朝一番で「こら!!!」と鬼ババ化したら、それこそ彼らの思う壺。ここはクールなN征のように冷静に、平静に…。
と、教室を後にした時には、それが君たちの計画の中で生じたちょっとしたミスだったとは、不覚にも気がつきもしませんでした。

修了式当日。
ホワイトボード消しをどこへやったの?とさりげなく聞いた瞬間の、君たちの
「あっっっ!!しまった!!!」
という表情。
とってもナイスでした。

ここ数日間、君たちがひそひそこそこそ、不穏な言動をしていることには、気がついていました。
でも、あんなにうれしい出来事が待っていようとは。

修了式後。
メッセージでいっぱいのホワイトボードと、かわいらしいコルクボードを見た瞬間、めまぐるしいほどの思い出が込み上げてきました。
君たち一人ひとりと出会った時のこと、朝顔を植えた時のこと、ザリガニやカマキリをつかまえたときのこと、体中が痛くなるまでみんなで走り続けた鬼ごっこ、晴れた日のバドミントンにキャッチボール、学級日記に書いたことで笑いあう姿、みんなで巨大すごろくを作って大笑いしながら遊んだこと、教室でふたり向かい合って話したこと、涙した目。
鬼ババの威厳を保たねばならぬと涙こそ流さなかったものの、言葉につまったよ。

こちらこそ、ほんとうに、ありがとう。
とても輝かしい13歳の君たちの、笑顔も、涙も、伝えてくれた想いも、一緒に過ごした日々も、私の宝物です。

そして、まるで不審者と見紛うかのような姿勢で、ベランダから1年生の様子を見守ってくれていたけんた先生。(T一くん、けんた先生を教室に入れてくれてありがとね)
新たな仲間も含めて全員で協力して取り組んだことを、先生が見守っていてくださって。
ほんとうにありがとうございました。

うれしいことがあると抱き合ってよろこんで、だれか落ち込むと眉をひそめて心配して、腹が立つことがあると心の底からけんかして、悩みがあると頭を抱えて涙を流して。
この1年間教室で、ひとりひとりが、それぞれの悩みで胸をいっぱいにしていましたね。
でもよくがんばった。
君たちのがんばる姿と1年間一緒に過ごすことができて、幸せです。

学級日誌の最後のページにはY伽から、こんなメッセージが書かれていました。
「2年生になったら、今よりも、もっともっと1日1日を大切にしたいと思います。」
平凡な1日も、退屈な1日も、不機嫌な1日も、もう二度と戻らない1日。
そんな日々の中、自分のことを大事にできるのは、自分しかいません。心と体とじっくり向き合って、自分を大事にしてあげてね。
そして、教室をつくっていくのは、かけがえのない君たち一人ひとり。仲間を大事にね。

中等部2年生のみんな、高等部1、2年生のみなさんもそれぞれの思いを胸に、今年度最後の1日を過ごしたと思います。
ここまでの歩みを振り返って、新たなスタートに向けての準備をしてください。
来年度がみなさんにとって、よりよい1年となりますように。

4月にはひと足早いですが、進級おめでとう。


                
                      あや

つながる

2010年03月19日 21時34分43秒 | Weblog

今日は修了式でした。

昨晩、少し雨がぱらついていたので、少し天気を心配していましたが、
晴れて良かったです。

電車から見える梅の花も、
いつもよりキレイに見えました。
あと5日もすれば、桜の花を見ることができるでしょうか。

最近のオイラは、時間が許す限り生徒と1対1で話しています。
短い時だと5分位になってしまうけれど、長ければ2時間位話すことも
あります。

話の内容は、色々あるけれど、悩み相談が多いです。
話を終える時に、「先生ありがと、すっきりした~。」と言われたり、
「また話を聴いてね。」と言われたりすると、嬉しいものです。

最近での印象深かった話をいくつか挙げると・・・

「自分を変えろって言われても、何を変えなければいけないの?
 性格?考え方?・・・。アタシは、今の自分が嫌いじゃないから、
 変えろと言われても戸惑うんだよね。」

「学校に行きたくても行けなかった時期の自分を許せない。
 ・・・。その時の自分をまだ受け入れられてない。」

「卒業式の卒業生代表挨拶の言葉を聞いて、自分の過去と重なる部分があって、
 先輩も悩みながら過ごしてたんだなって思った。」

などなど。話は本当に様々な内容を含みます。

その様々な話を聴いて、オイラなりに答えたり、
アドバイスをしたりするわけだが、
まず、何かしらの問題や悩みを抱えている生徒の話を聴く時に、
オイラはいくつかポイントを絞っている。

①その悩みや問題の根本部分は何なのかを探り、見つける。

②その根本部分は、何が原因となっているのかを察知する。
(本人の性格や人間性に起因しているのか、親の関わり方なのか、それとも何なのか。根本部分を本人が分かっていない場合も多く、それを見つけてやると、本人が楽になることが多い)

③根本部分に共感的理解を示す。
(表面的でなはく、深いところで共感する。)

④その悩みや問題の解決策を一緒に考える。
(希望を持ってもらう)

⑤解決に向けての具体的な行動を取ってみる。
(攻めの姿勢をとらせる)

このやり方が良いのか、どうかは不明です。


修了式だった今日、オイラはやり残したことの多さに、反省ばかりです。

皆さん、良い春休みを迎えてくださいね。


 G

 

 


修了式

2010年03月18日 19時11分40秒 | Weblog
 9日に中3生が卒業し、学園は今とても静かです。あらためて3年生の存在の大きさを感じているところですが、感傷にばかり浸ってはいられません。

 昨年高3生を送り出す時も生徒離れを自分ができるようにと心に決めていました。今年も同じような気持ちをもって次のことを考えていかなければいけません。


 さて、3年生が卒業式をもって一つの節目を迎えました。次の主役となる1,2年生は明日節目を迎えます。それが修了式です。

 

 修了とはあらかじめ定められている教育・訓練・研修などを完了し終えること。

 

 1、2年生は修了ということばの意味を理解できているでしょうか。今日1年生には修了式についての話をしました。その前提には、1年生が書いてくれた作文があります。



 それらを読んでいて目をひいたのが生徒の作文にも、自分ができるようになったことや感謝のことばがそれぞれの文章で綴られていた点です。


 
 そして、それぞれの学年から明日は代表者が作文を読んでくれます。誰を選ぶかは大変迷いました。どの作文もすばらしかったからです。それでも松実への思いが今一番強いのはだれかという基準で選んだつもりです。



 明日は素直な気持ちをみんなの前で伝えてくれれば思います。そこにこれから先のことなんて関係ありません。今の自分の精いっぱいの思い。


 聞くことを楽しみにしています。大きな声でゆっくりと松実で得たものを語ってください。



 今年度も明日でおしまい。



けんた

別れと再会

2010年03月17日 22時48分23秒 | Weblog
ちょうど1年前に先生は、北京での駐在期間を終えて帰ってきました。


そこで担当していた生徒、同僚の先生方を始め、
多くの人々と別れをしてきましたが
今なお、その時のことを覚えています。


決して涙は見せなかったけれど、
苦労して勉強を教えた子どもや仲良くなった子どもほど別れが辛かったです。


私自身は、海外で出会った子どもたちなので何か特別な存在だと思っています。
今も北京で頑張っていたり、日本に帰国したり、他の国行ったりと
2度と同じメンバーで会えないかもしれないのです。



だからこそ、その瞬間がとても貴重なのです。
いつでも会える存在はおろそかにしがちですが、
卒業のときになると別れがさびしくなります。


つまり、今一緒にいる友達を大切にしてください。
それが一番先生が言いたいことです。



余談ですが実は、年末に北京に行ってきました。
去年の教え子に会うためです。そこでは、昨年高校受験をした子どもたちと
偶然遭遇したり、昨年教えていた子どもたちと再会し、うれしくなりました。
また、日本の高校に進学した教え子にも会うことができました。


確かに別れはさびしいですが、再会という楽しみがあるので、
みんなも別れる瞬間をさびしく思わず、再会を楽しみにしてください。

kenji