みなさんこんにちは。
夏休みもあとわずか、いかがお過ごしでしょうか。
さて、この夏私は、いろんな「シンカ」を感じることがありました。
①真価:まことの価値
②深化:深まること。深めること。
③進化:だんだん(いっそう)環境に適した状態に発展すること。
1つめのシンカ。真価。
私はよく、行事の翌日や長期休業明けの出席率で『そのクラスの真価が問われる』と言います。
どんな状態でもやるべきことはやる、という姿勢に真の価値を見出しているからです。
言葉だけ、調子のいいときだけ、偉い人の前だけ、カタチだけ、ではなく、
誰も見ていなくても、どこにいても、自分を制した行動ができる人は素晴らしいと思います。
地下鉄の改札口に転がっていた空き缶をサッと拾い上げて、ゴミ箱に捨てる女の子を見ました。
その所作がものすごく自然で、美しいなぁと感心し、自分も見習おうと純粋に思いました。
2つめのシンカ。深化。
夏休み中、受験生の指導をしていました。毎年、3年生にとって勝負の時期となります。
すぐに受験がある子もいれば、まだ先だけれど不安でしょうがない子もいます。
それぞれのスタート地点に合わせて、私は何が出来るか、どんな風に力を添えられるか考えます。
最初は志望理由さえハッキリ言えなかった子も、回数を重ねる度になぜこの大学に行きたいのか
気持ちを深め、固める作業でもあります。
根拠には『根っこ』ありきで、自分がどうしたいかを人に委ねたり手助けしてもらうのではなく
自分で見つけていく作業は地道ですが重要です。1人1人の深化を感じた夏休みでした。
3つめのシンカ。進化。
だんだん環境に適した状態に変わることは、自然なことであり、それは悪いことではありません。
年齢、状況、周りの状態、いろんなものに影響を受けつつ、私たちは変容し、進化していきます。
過去には考えなかった物事をアリだと思えたり、拒絶していたはずのものが今は飲み込めたり。
私自身、『こうあるべき』とか『こうでなければならない』という思考のハードルが、
いろんな経験と学びで、徐々に進化したように思います。
みなさんは、どんなことの意義・意味を見出し、どんなことを深め、どんな変容がありましたか?
来週の月曜日は、いよいよ夏期休業明け集会ですね。
みなさんのお話を聞けるのを楽しみにしています☆
(ボルダリングをしたら右ひざ強打し青あざのついた)マリオより。