今日のブログ当番はタキさんですが、生徒を連れて雪山に遊びに行ってしまったので、
俺が代打です。今年最後の松実ブログ。
今年の漢字が「偽」になったことで、なんとも寂しい気がします。
「偽」という漢字以外には、今年は「嘘」「疑」という漢字が候補にあがっていたという。
食品業界、政界、老舗店舗など、今年は「偽り」が暴かれる年だった。
その「偽り」の現場の主役はみんな大人である。
数々の「偽り」が明るみになるにつれ、謝罪・釈明会見が開かれ、頭を下げる大人たちの姿が見られた。
世間では大人たちが「(子どもたちの)学力が下がった」と叫ぶが、嘘をつき、人をだます行為を繰り返す姿を見せている大人が
子どもの学力を危惧したり、理科離れを憂いても・・・。
学力や勉強の議論をする以前の問題で、大人がこれだけの失態を見せていては厳しい。
松実高等学園には、嘘をつき、人をだます生徒が少ないと感じます。
どちらかといえば、そういう醜い行為を嫌い、拒否することが出来る生徒が多い。
そういう瞬間に出会うと、「そういうあなたの純粋さや、無垢な心をどうか無くさないで欲しい」と感じます。
おそらく「偽」の現場にいる大人の中には、吐き気がするほどの嫌悪を感じながら「偽装」や「虚偽」に手を染めていた人も多くいるはず。
心苦しかったっでしょう。
でも、様々な事情があるにせよ、それに我慢を続けその末に「偽装」や「虚偽」に慣れてしまったのなら、それはその人間の弱さだろう。
しかし、不思議なもので「偽」という漢字は、人の為と書き表す。なぜ「偽」が人の為なのか・・・
漢字には深い意味が込められているから、おそらく「偽」という漢字にも、何らかの意味があるのだろう。
来年の漢字はどんな漢字になるだろうか。
明るく幸せな意味合いを持つ漢字になることを願い、2007年松実ブログを閉じます。
スキー・スノーボードに出かけている、松実の生徒・先生は今頃帰りのバスで爆睡中かな。
無事の帰りを祈ります。
松実の生徒のみんな、そして生徒の家族にとって・・・
松実の先生方、そして先生の家族の皆様にとって・・・
来年が良い年になりますよう、心から願います。
今年一年ありがとう、そして来年もよろしく。
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