松実ブログ

松実の教員が書き込んでいます。面白い先生がたくさんいますよ☆

自由

2010年04月30日 22時31分09秒 | Weblog

俺は負けず嫌いだ。


基本的に冷静でいることが多いけれど、ふとした瞬間に意地を張ったり、勝負事に熱くなったりする。

争うのは嫌いだけれども、譲れない何かができたとき、なかなか引き下がらないこともある。


おまけに頑固な人間だ。

これでも、以前に比べたらだいぶマシになってきている気もするけれど。

まだまだ自分でも駄目だなー、って思う時がよくある。

 


そんな私ですが、わからないことには素直にわからないと主張し、些細なものでも一から調べ上げようとする。

「素直になること=裸の自分をさらけ出すこと」
「謙虚であること=常に学ぼうとする姿勢でいる」

それが自分自身を高める秘訣だと気付いたのはいつの頃だろう。

 

中学・高校時代、相変わらず頑固で自己中心的な言動をしていました。

それでも人に迷惑をかけたり、人を傷つけたりすることはほとんどなかったと信じています。

基本的に真面目そうに見えていたかもしれないけれど本人はそれが当たり前だと思っていたし、結構おばかな振る舞いもしていたはず。

 

ところが高校で頑張って勉強したらテストで良い点が取れてしまった。

嬉しかったけれど、授業でやった内容がほとんどだからそれさえ記憶していれば、良い点がとれる。

やったはずの内容を先生がテストで試してきて、それに答えられない自分が情けなくて、腹が立って、悔しくて。

以前はそんなことを感じていました。

だからかな、授業にしっかりと参加し、ノートはほぼ完璧にとってた。

実はこっそり小説を読んだりしていた事もありましたが…。

だから本当は授業の内容なんてあまり頭には入っていない。

他に夢中になるものがあったのだと思います。

 

でもそんなノートをもとに、やった内容を必死で記憶して試験に臨めばやっぱり良い点が取れる。

がしかし、試験終了後は少しずつ、記憶したものが抜けていく。

そして某統一模試を学校内でやるとそんなに大した成績が出ない。

つまり学校内試験の成績は良くても、本人には実力がない。

それに誰よりも、本人が気づいていた。

けれども、学校内試験の結果ばかりをもとに周囲は会話する。

だから「○○くんは頭が良いね」なんて言われたりした。

自分は全然そんな風には思っていないのに。

3年生になってクラスが変わったら、新しく同じクラスになったクラスメートにはあだ名で呼んでもらえない。

あんなに嫌いだったあだ名なのに呼ばれないと悲しいのだ。

言葉の端々にも遠慮というか、距離を感じる。

敬遠されている、そう実感した。


すごく寂しかった。

実力もないのに、そんな風に思われるのがすごく嫌で、コンプレックスでもあった。

中途半端に真面目だからそれを崩すことができなくて、試験の度に維持しなければならないと、必死になって寝る間も惜しんで記憶を続けていた。


大学は高校時代からの習慣と興味のある分野だったから、進んで学習に励んだ。

しかし、大学4年生になり研究室に配属になったとき、今まで必死に築き上げてきたものが崩壊した。


目の前に「本物」が現れた。


理解力、行動力、実践力、考察力、etc…。

その全てが自分を上回っている人間が同じ研究室の同じ班にいた。


最初は素直になれなくて、事あるごとに対立していた。

性格は合わなかったし、本当の実力があることを認めたくなくて、悔しくて。

劣等感を抱いたまま日々が過ぎていった。

同じ研究をやっているから、自分が悩んでいる分野についての知識や助言は相談すればすぐに返ってくるはず。

けれども、聞くのもそんなこともわからないのかと比較されるのも悔しかったから、自分で何とかしようとした。

そのおかげで、お互いの関係も溝が深まってしまい、悩んでいる問題の解決までだいぶ回り道してしまうこともしばしば。

 

しかし、ある日気付いた。

一人でやるには限界がある、自分自身を高めるには嘘やごまかしのない裸の自分を見せなければならないと。

そう決心してからは正直性格の不一致で苛立つことはたくさんあったけど、自分から歩み寄り、わからないことは素直に相談した。

やっぱりバカにされたり、悔しい思いもしたけれど、そんなのわからないのだから当たり前。

だから一からやり直すし、なんでも聞く。

裸になったら、今まで固めてきた自分が嘘のように楽になった。

「自分には何もない。」

冗談混じりの話のネタでなく、本音でそう語り。

それゆえにどんなに恥をかいても、バカにされようとも学ぼうとする。


それができるようになると、とても自由になった。

自分はなんでも学んでいけるような気がした。

 


自分の尊厳を守るために必要なことは確かにある。

しかし、ちっぽけなプライドや意地ってのは早めに捨て去った方が良い。

今よりももっと成長するために障害になるのであれば、そんなものはいらない。

早めに気付くべきであり、早めに捨てるべきだ。

 

それがなされたとき、自身は何かの呪縛から解き放たれ、自由になる。

そしてまた1つ、成長できる。

自分から変わることができる。

 


世の中に不満をもらしたり、びくびくと何かに脅えながら日々過ごすのか。

あるいは、恥をかきながら裸になりながらでも、前を向き強い意志を持って生きていくのか。

 

全ては自分自身が決めることだろう。


あなたの人生、せっかく生きているんだから。

開き直って胸を張り、堂々と生きていこうじゃないか。

 

 

 

 

たき


笑いあるところ

2010年04月28日 20時56分15秒 | Weblog
笑いあるところには魅力があります。
笑いあるところには希望があります。
笑いあるところには人が集まります。
笑いあるところにはさらに笑いが生まれます。

あなたは笑いのあるところと、まったく笑いのないところ、どちらにいたいと思いますか?

私は笑いあるところにいたいです。

朝のあいさつで微笑んだり
友達との話で笑い合ったり、爆笑したり
思わずニヤリとしてしまう場所が好きです。

笑いには大きく3種類あると私は思っています。

一つ目は
興味のあるものに出会ったとき
例えば、赤ん坊が音が出るものや動くものに触れて笑うときなど。これは成長してからでも言えることだと思います。

二つ目は
ギャップのある事象に出会ったときに生まれるもの
これは説明が難しいですが、通常いわゆる一般の答えや行動、現象とは違うものに触れたときに起こる笑いです。

三つ目は
自らの、もしくは他からの優しい心に触れたときに生まれるもの
例えば、人から優しくされたときや、子猫のかわいいしぐさを見たときなど。安心したり、癒されて緊張した顔の筋肉がほぐれて笑みが生まれるときです。

どの種類から生まれる笑いもとても重要で大切であると思います。

しかし時として(二つ目の笑いの場合)、笑いは凶器にもなります。
友人との何気ない話の内容や、失敗、考えの違いに対して嘲笑をすること。これは絶対にしてはいけない、気をつけなければいけないことですね。

学園の中でお互いを認め合って、誰も傷つくことのない笑いある生活をしていきたいな。
そのために、自分のことを大切にして、周りの人を思いやることが何より大切。

みんなの笑顔が一番輝いているから。

あなたの笑顔が見たいから。

今日も私は変な顔をし、冗談を言うのです。

みち

雲一つない青空の下

2010年04月27日 23時59分59秒 | Weblog

日曜日は初夏のような陽気でした。

オイラは、親戚の結婚式に招待されていたので、東京都渋谷区の神社と、
その近くの披露宴会場に行ってきました。


雲一つない抜群の天気の中、神社の木々の間からさす木漏れ日と、
新緑のさわやかな風に包まれて、とても厳かな式が執り行われました。

印象的だったのが、その神社に、たくさんの外国人の方々が、
観光で来ていたことです。

日本に観光目的で来る外国人は、神社・仏閣を巡ることが多いとは聞いていましたが、あれほどの数の人々が訪れているとは、驚きました。

ガイドをする人の言葉を聞いてみても、
英語、フランス語、中国語、韓国語、ドイツ語などが飛び交っていたので、
本当に様々な国から来ているのだと感じました。


さて、結婚式ですが、オイラのいとこにあたる人が結婚しました。

親戚を代表して、叔父が挨拶しました。
叔父は高齢ですが、ハキハキとした口調で、一言一言噛みしめるように、
そして、新郎新婦を心の底から励ますように、挨拶をしました。

こんな内容でした。

「幸せって一体何でしょうか。その形は一人ひとり異なるかもしれません。
 しかし、幸せは手に届かないほど遠くに存在するものではなく、
 ありふれた日常に実はあるのではないでしょうか。
 
 夫婦生活であれば、例えば夫が仕事で疲れて帰ってきた時には、
 妻が労いの言葉をかける、妻が病んだ時には、夫が優しく寄り添う。
 そんな小さな幸せが、やがては大きな幸せに繋がるのではないでしょうか。」


オイラは、その話を聞いて、すごく心が暖かくなりました。

それは、叔父の挨拶が上手だったからでも、素晴らしい名言を残したからというわけでもありません。


言葉ではうまく表現できませんが・・・
叔父が今まで生きてきた経験(嬉しいこと、つらいこと)を全て含んで、
これから新たな生活を始める若い二人に、全身全霊を込めて、
精一杯のエールを送っているように見えたのです。

時々、涙で声を詰まらせながらも、優しく語りかける叔父の姿が、
すごく立派な大人に見えました。

楽しいことや嬉しいことばかりではないのが人生。


叔父の言うとおり、「ありふれた日常」こそ「幸せなこと」と感謝できる人間でありたいと思います。

とにかく、結婚おでとう。お幸せに。


 G 


目標を持つこと。

2010年04月26日 18時54分42秒 | Weblog
週末、DVDを観ました


邦題『戦場にかける橋』

第2次大戦下、タイ、ビルマ国境の日本軍捕虜収容所を舞台に日英両軍兵士の人間愛を描いた作品・・・

この作品を観て改めて認識したことは、

人は共通の目的を持てば、国籍も言語も、憎しみさえも超えられるということです

この作品の中での目的は、橋をかけることでした。

目的が決まったからといって、スムーズに作業が進むわけではなく、

更にその過程で妥協したり、諦めたり、折れたり・・・

一筋縄ではいかないわけです。


それでも、その先に大きな目標があるから、全ての努力は報われる


今、みなさんの日常生活には大きな目標はありますか?

できれば、誰かと共有できる目標です


どうせ誰かとぶつかるんだもの。

せっかくだから、大きな目標を成し遂げるために

真剣に友達とぶつかり合いませんか??

真剣に語り合いませんか??



すづ

ほほえみ♪

2010年04月23日 19時48分15秒 | Weblog

みなさん、今週もおつかれさまでした!

どんな一週間でしたか?新しいことがはじまると、ワクワクと同時に戸惑いや不安もありますよね

わたしも、本当にたくさんのことを想い、学ぶ日々を送っているなぁ・・・一緒に過ごすみんなや先生方に感謝カンシャです

これからも、毎日吸収して、前進していくぞ

 

さて、最近、わたしは「ほほえみ」の力を実感しています。

たとえば、朝、笑顔でおはよう!と言い合えば、気持ちが良いものです

また、昼にも、すれ違いざまに、何も言わなくてもほほえみを交わすだけで、心があたたまります

いやなことがあったとしても、帰りに「またね、ばいばい」とにっこりほほえめば「あぁ、今日もいい一日だったな」と思えるかもしれない

 

学園のみんなは、男子も女子もほんとにすてきなほほえみを持っています

それだけで、わたしはホッとうれしくなります

 

ほんの小さなことだけど、相手にすごいパワーを与えてしまうほほえみ

みなさんには、ほほえみの似合うステキな大人になっていってほしいと心から思います

わたしも、そうでありたいな

 

土日でゆっくり心も体も休めて、月曜日にまた、みんなのほほえみに出会えることを楽しみにしています

 

gunji


輝き

2010年04月22日 20時32分36秒 | Weblog
 今年はサッカーワールドカップが開催されます。場所は南アフリカ共和国。

以前も書きましたが、昔一緒にサッカーをやっていた人間がその舞台に立てるかもしれません。この前の浦和レッズ戦は3失点してしまいましたが、依然として彼の評価は日本代表として確かなものです。

私は日本の代表として彼が日の丸を背負ってワールドカップの舞台に立つことができると信じています。


彼は今輝いています。


夢を追う人間だからです。


この前のブログに書いたけれど私の母親も今輝いています。


やりたいことをやっているからです。


それぞれの輝き方や放つ光の量は違うけれど、輝く人には共通点があるものです。


彼らは今自分で輝いています。例えるなら太陽。


でもなかなか太陽になるのは難しい…。


松実のみんなは、まずは太陽に照らされて輝く月になってください。そして自分を照らしてくれる太陽を見つけてください。


輝かされるうちに月はいつか太陽になるでしょう。
恵みと生命を与える力強さをもったあたたかな太陽が松実からたくさん現れる日を信じています。



ワールドカップ開幕まであと50日。6月から眠れない日が続きそうです。



けんた

おススメ★

2010年04月20日 20時00分31秒 | Weblog
この前の日曜日久しぶりに映画を観ました。

「ダーリンは外国人」


観た人もいるのではないでしょうか


この映画は原作がマンガで、とても可愛らしい絵です。

内容は文化の違いによってお互い理解することに苦しむけれど、お互い少しずつ許し合って理解していくカップルの話しです。


この映画を観たとき、恋愛だけではなく、全ての人間関係においても言えるなと思いました。

今、自分が生きているなかで、関わっている全ての人とは衝突が起き、思い悩むことは誰しもあります。人間関係は難しく、面倒くさい、怖いと思っている人は多いのではないでしょうか。

その中で、自分にできることは何か。

「見返りを求めないこと」

何かしてもらえない。
何かしてくれないから。


まずは、自分から相手をわかろうとする気持ちが大切なのかもしれないですね。
趣味が違うから話せない。

いいえ。

内容ではなく、自分の趣味を話してくれている相手の気持ちをくみ取ってみてください。

どうして、趣味を話してくれているのか。
内容ではなく、話している実態。
きっと、今まで悩んだことがある人も、少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか

人間関係で悩んだとき、「ダーリンは外国人」
おススメです

              うっちー

就職

2010年04月19日 21時46分50秒 | Weblog
今年度も進路の授業を担当することになりましたSです。高校3年生を対象に「進学」よりも「就職」対策に力を入れた授業を展開していくつもりです。高校3年生の皆さん、一年間(授業回数残りあと28回)どうぞよろしくお願いします。

アメリカの「サムプライムローン」に始まった100年に一度の大不況。底の見えない不況のですが、自分の力で道を切り開き、前向きな思考で就職活動にチャレンできるような授業でありたいと思います。

本日さっそく「進路」の授業で、企業に最初に示す顔となる「履歴書」を作成しました。「履歴書」とは面接の「ネタ」であり、魅力的であればあるほど、「この学生に会ってみたい」と試験官は思います。

だからこそ、①読む相手を思いやる気持ちをもって、直筆で読みやすく丁寧に書くこと②小さなミスでも、何度も何度も書き直すこと。 ③最大限に自己をアピールするため、余白はなくすこと。等の注意点を生徒たちに伝え、実際に生徒たちに書いてもらいました。 

 まだまだ、途中ですが来週で皆さんの履歴書が完成します。ちなみに、「全国高等学校統一用紙」は資格等の欄が広く、資格を保持していない生徒にはかなり強烈な印象を与えます。ともかく、皆さんが真剣に作成した履歴書を基に今後の授業を展開していきます。

(続く)


S



大丈夫。

2010年04月16日 20時56分54秒 | Weblog
出発や門出に際して、旅立つ人の無事を祈って贈る言葉や品物のことを、「餞(はなむけ)」と言います。
昔は、旅立つ人が乗った馬の鼻を、行き先へ向けて見送るという習慣がありました。
そして、その「鼻向け」から転じて、「餞(はなむけ)」という言葉ができたようです。

旅立つ人は、少なからず不安があるもの。
そんなとき、馬の鼻を行き先に向け、背中を押してあげることが、昔は何よりの思いやりだったのです。



先日、今年の春に松実を卒業していき、4月からアメリカのロスで留学を始めた生徒から学校に電話がありました。
不安を抱えながらも、日々、頑張ろうとしている様子がひしひしと伝わってきました。

これから、どんな人生があなたを待っているんだろう。
とても素晴らしい日々なんだろうと強く感じます。

不安にならなくても大丈夫。
どうか、進んだ道を真っすぐに歩んでくださいね。
これからの人生、きっとたくさんの人が、あなたの背中を押してくれますから…。






 AA 



チカラのみなもと

2010年04月15日 21時04分06秒 | Weblog
初めまして&お久しぶりです。
昨年度は中等部でお世話になり、今年度からは高等部で1年B組の担任になりました水越温美(みずこしあつみ)です。

さて、新学期が始まって1週間がたとうとしていますが、みなさん調子はどうでしょうか?

新しい環境で疲れがたまりやすい今の時期。
そんな時期なのに今週は暑かったり、寒かったり、強風だったり、雨だったり…と、天気がコロコロ変わった週でしたね(>_<)

通学に「しんどさ」を感じた子も多いのではないでしょうか。
実際、私自身も朝起きるときに「しんどいなぁ」と感じました。

けど、新学期がスタートして、みんなと居るとあっという間に時が過ぎて、帰り道になれば毎日、とっても幸せな気持ちになるんです。



今日はあの子が来てくれた。
あの子と話ができた。
あの子の笑顔が見れた。
あの子とあの子が仲良しになった…。



みんなと会うことで、毎日毎日チカラをもらっています。
みんなから、毎日本当に沢山の幸せをもらっています。
みんなに私は幸せにしてもらってるなぁって感じます。
心から「毎日楽しい!」って思うんです。
こんな気持ちをくれるみんな、ありがとう。
私もみんなのように、誰かを幸せにできるような人間になりたいです。
毎日毎日幸せな気持ちにしてもらえる私は幸せ者だと思います。

まさにみんなが、チカラのみなもとです。

新学期がスタートして4日目にして早くも、

「みんなに逢えてよかったよ!大好きだっ!」

って思っています。
(実は想いが溢れすぎて高1Bではみんなの前で騒いでしまっています♪)

本当に、みんなありがとう。
そして、末永くよろしくお願いします(o^∀^o)

以上、ブログ更新中もニヤニヤが止まらない水越でした。


みずこしあつみ