松実ブログ

松実の教員が書き込んでいます。面白い先生がたくさんいますよ☆

団結力

2010年06月30日 20時57分40秒 | Weblog
ワールドカップ、南アフリカ大会。

昨晩、どれだけの人が日本代表を応援したのでしょうか。

S家はカミサンと二人で心から日本の勝利を願い、南アフリカにいる日本代表にエールを送っていました。

結果は残念でしたが、堂々と胸を張っていい試合でしたね。

今回のワールドカップは、岡田監督が言うようにチーム全体で戦っていたようです。ピッチに立っている選手だけでなく、控えの選手も、コーチも、関係者も。

すべてが一枚岩になってタッグを組んでいた。


前回ドイツ大会よりも、もしかしたら個人の能力やプレーの華麗さは劣っていたのかもしれませんが、前回以上の結果をもたらした。

なぜだろうね?

とカミさんと二人で考えたところ、すぐに一つの答えに辿りつきました。

それは、日の丸を背負った「チームJAPAN」が正真正銘、一致団結して、チームのために、日本のためにプレイしたということです。

DF中沢佑二選手は「チームが勝つために各選手が持ち味を捨てて、チームのためにプレーしている」と話していました。

新たな歴史をつくることはできませんでしたが、強い「団結力」のチームは、日本サッカーの歴史に確かな足跡を残したことでしょう。

日本代表の皆さん、感動をありがとうございました。



さて、松実高等学園では、明後日に球技会が予定されています。

実行委員として、選手として、応援者として、写真係として・・。

それぞれの役割を全うしてもらいたいものです。

クラスのため、学園のために。

春日部で感動を味わいましょう。キーワードは「団結」です。

少し、短いですが、今日はこれまで。

 S






「勝ち方」と「負け方」

2010年06月29日 22時52分03秒 | Weblog
先日、「ロッキー」を久しぶりに観た。
今までに、もう何度となく観てきた映画だ。


落ちぶれた貧しい三流ボクサーのロッキーが、とても過酷な特訓に耐え抜いて、世界チャンピオンに挑戦するという話。
結局、勝ったのは、やはり世界チャンピオンではあったけど、私は、負けたロッキーのほうがずっと格好よく思えた。


人の心を動かすのは、結果ではなく、過程だと思う。




野球の大事な場面で三振するにしても、どうせなら見逃しではなくて、尻餅つくくらい、思い切りバットを振って空振りしてほしいと思う。


そういう人を見ると「よく頑張った!」と応援したくなる。


ストライクかボールか微妙な球が来たら、私は思いっきりバットを振りたい。
そもそも振らなきゃ、球には当たらない。


全力でやって失敗した経験は、楽をして成功した経験より、ずっとプラスに働く。
大事なのは、勝ったか負けたか、成功したか失敗したかの結果じゃない。
そこに至るまでのプロセスだ。


だから、勝ち方、負け方が重要になる。




今週の金曜日は、中・高等部合同の「第5回球技大会」が開催される。
高等部2年生は、学年での合同練習会を終え、今は、放課後の時間を使って、各自で自主練習をしている。



結果はどうなるにせよ、勝ち方、負け方に徹底的にこだわって試合に臨んでいこう!!







 AA 

自分を大切に。

2010年06月28日 18時55分43秒 | Weblog
皆さんは自分を大切にできていますか?

今日の課題研究の授業で、私のクラスの生徒たちにはサラッと話をしたのですが、
私には自分を大切にできない時期がありました。
22年間生きてきて、そんな時期が3回ほどありました。
1回目は中学2年生。
2回目は高校3年生。
3回目は大学に入ってから。
当時の私はどうしても自分を大切にできませんでした。
自分の必要性がわからなかったし、なんのために存在するんだろうってずっと考えてました。

特に3回目の時期は本当にひどくて、私は教員という道は諦めよう、“普通に”働くことも諦めようと思っていました。
いや、そもそも仕事ができるかどうかの問題ではありませんでした。
その頃の私には、1ヶ月後の自分も生きているだろうという確信が持てなかったのです。
(今の私を知っている皆さんには驚かれるでしょうが…笑)

この時期は本当に、周りの人には迷惑をかけました。
いろんなことをして自分を傷つける日々でした。
父親は私に対する対応に困り、それまで私を尊敬していた弟は私を軽蔑するようになりました。
そんな時でも、常に私を心配してくれていたのが母親でした。
母親は毎晩毎晩、私がちゃんと生きているか部屋に確認しにきました。
毎晩毎晩、頬に手をあてる母。
そんな母の手を感じるたびに、涙が溢れたのを覚えています。
私は大切に思われているんだと心から感じた日々でした。

また、私が自分自身を大切にできるようになった出来事として大きなもので、松実があります。
去年の12月のクリスマス会のときに、ある生徒に言われた言葉。
「来年もまた会いましょうね。」
この一言のおかげで、私は年を越せたといっても過言ではありません。
そして、年を越してから出会った1Bの皆。
クラスの皆と出会い、1Bを引っ張り上げる代表として頑張らなきゃいけないんだって強く思いました。


生きていれば、自分を大切にできない時期は来るでしょう。
だけれども、あなたを思う人はあなたが思っている以上にたくさんいます。
また、生きている限り、あなたに思われるべき人もどんどん増えていきます。

だからこそ、あなた自身を大切にしてほしい。
自分で自分を大切にしなければ、自分はだれも幸せにできないのですから…。


あつみ

にちじょう

2010年06月25日 22時13分15秒 | Weblog

よし!飯行こう!

突然の高校時代の先輩からの連絡。

何のことかと思ったら「あなたの結婚のお祝いに」と一言。

一緒にご飯を食べましょうとの事でした。


祝福され慣れていない私はびっくりして、ぽかんとしていました。

でも次の瞬間、すぐに嬉しさがこみあげてきて一人でにやにやしていました。

今度久しぶりにご飯を食べてきます。

 

その先輩は自衛隊で活躍しているのですが、7月25日(日)に茨城県の百里基地で航空祭があると教えてくれました。

詳細を聞いていくうちに興味がどんどん湧いてきて、行ってみたいという気持ちが強くなりました。


正直家から遠いし、朝が早いからとても過酷。休みの日なんだから家でのんびりしたい。

そんな気持ちもありましたが、可能な限り行ってみたいと思います。

ブルーインパルスとか来るらしいです。

ブルーインパルスって何だか知っていますか?

 

世界は広い、自分の知らないことなんて星の数ほどある。

私たちはなんてちっぽけな存在なんだろう。

 

 

視野を広げることで何かが見つかるかもしれない。

見たら何かが変わる。

体験したら何かが変わる。

新しい発見がきっと沢山待っているのだろう。

でもそれは自分が一歩踏み出したら、見つけられること。

 


傷つくことや、辛いことなんて長い人生にはたくさんある。

世の中に絶望し、苦しすぎて世界で生きていくのが嫌になったこともある。

いつ終わるのか、どうしたら人に迷惑をかけないか。

そんなことばかりを考えていたこともあった。

 

だからって不満を口にしたり、人やものを責める心ばかりが育ってしまったら、自分の中の大切な何かが少しずつ磨り減ってしまう気がした。

それが昔も今もずっと怖い。

物事の本質を見極める目ではなく、心がくすんでいってしまいそうで怖い。

今もなお頭を離れないし、ずっと抱えていく気がする。

 

この世の中なんて退屈でめんどくさい事ばかりだよ。

でも、めんどくさいから、やらないのか。

それとも、めんどくさいから、面白いのか。

めんどくさいことだらけだけど、それは実は楽しいことかも知れないし、楽しめるか、やりがいを見つけられるかは全て自分次第。

見えないものを見る、知らないものを知る、自分の内だけの考えでなく、外の世界を知ること。

時々ショックを受けるけど、楽しくて楽しくて。

でも人生は決して楽じゃないから、だから楽しいって言葉は嫌い。


楽じゃない苦しみや辛さの中にも、前向きになれる何かを見つけて歩く。

それがきっとただの楽しさではなくて、生きている歓び、人生の歓びなのだと思う。

 

今の私は日常のちっぽけな出来事に感動してばかりいます。

心に強く響いたり、本当に泣いてしまいそうになる瞬間がある。

 

心豊かに、感動することを忘れずに。


それがきっと私たちを幸せにするとても大切な要素だと思うのです。

 


 

 

たき


大さじ1杯=浴槽15杯

2010年06月24日 20時01分52秒 | Weblog
今年に入って、数学の授業をしています。
私は数学は好きなのですが、『1=1』という図式が
成り立たない仕組みが、世の中にはたくさんあると思います。


たとえば、今日のタイトル。
これはどういうことかというと、以下の通りです。


『メキシコ湾原油流出事故』の報道は、見たことはありますか?

今年の4月20日、アメリカのルイジアナ州の、メキシコ湾沖合80Kmで
操業していた石油プラットフォームが爆発したことから始まったものです。

海底へ伸びる深さ5500メートルのパイプが折れ、海底油田から
大量の原油がメキシコ湾全体へと流出しているのです。

今も分厚い、赤茶色の油の層が、メキシコ湾を漂っています。
原油流出量は1日500キロリットルから4000キロリットルと推定されています。
人間の営みにおいての災いがもたらした、甚大な自然破壊となってしまったのです。


たとえば。トビウオの稚魚の大量の死骸が、オイルにまみれて海に浮く状態。

稚魚が大量に死ぬことにより、海のその他の生態系にも影響を及ぼします。
その乱れた生態系が元に戻るには、非常に長い年月を要するのです。

メキシコ湾ではなく身の回りにおいても、日常生活で『プチ・油流出現象』はあります。

昼休みにカップラーメンを食べる人は、残ったラーメンスープを水道に流していませんか?

コンビニのサラダを食べて、残ったドレッシングをそのまま流していませんか?

たとえば。家庭で使用した天ぷら油を、生活排水としてそのまま流します。
すると、当然ですが河川の水を汚すことになります。

仮に大さじ1杯(15CC)の使用済み天ぷら油をそのまま排水口に流すと、
魚が住める水質を保つためには浴槽15杯分(約4500リットル)もの水が
必要になるといわれています。

排水溝の先で水を浄化する作業に、大量の水を要することを想像してみてください。
無意識で排水溝に流すこと事態が、実は恐ろしいことなのです。

同様にカップラーメンのスープも、サラダのドレッシングも排水溝に流すことで、
『プチ・油流出現象』を起こしているのです。
飲み干すのに抵抗がある人は、いらないティッシュなどで吸い取って捨てることも
できるはずです。

メキシコまで行かなくても、日常生活で自分ができることがあります。
大さじ1杯の油せいで浴槽15杯の水が必要になる。

大さじ1杯=浴槽15杯、ということです。


4月20日から今も流出し続けているメキシコでの原出が、いったい、
1=いくつになるのか、想像できません。
でも、とりあえずは身の回りの1を、1で処理できるようにしたいものです。



マリオ

過去現在、現在未来

2010年06月23日 22時15分51秒 | Weblog
過去現在、現在未来

夜空に見えている星の光は過去の光です。
何光年、何億光年離れた星からやっと届いた光。
つまり何年、何億年前の光を私たちは現在見ています。

たとえ今この瞬間に爆発したとしても、新たな星が生まれたとしても私たちが目にするのはずっと未来のことになるでしょう。

過去は現在につながっている。過去があるから現在がある。
現在は過去の産物である。

たとえ現在に満足していたとしても、現在に満足していなかったとしても。
現在の積み重ねが未来のすがたを決めるのでしょう。

過去は現在です
現在は未来です

どんな時も見えるのは現在です
どんな時も動けるのは現在です
どんな時も実感があるのは現在です
どんな時でも変えられるのは現在です


どんな時も

今!

みち!

表と裏はセット(続)

2010年06月22日 19時38分10秒 | Weblog

「なるほど、オレらは進路に関して表面しか見てないのか・・・。
 その裏面を見てみる・・・。親、センセイの立場になってみるなんて、考えたこと
 なかったな。」

今日のオイラのブログは、前回(6月4日)の続きです。

「逆の立場になって考えなさい。」小さい頃によく言われた。
しかし、「逆の立場になって考える」ことは、簡単なようで難しい。

実際に、授業で使用したプリントに書かれた生徒の意見を読み返すと、

「親は、進路進路とうるさいけど、実際に進路の話をしたら、すぐに金(学費)の話をしてきた。もう話したくない。」

どうですか世のお父さん、お母さん。
進路の話とお金(学費)の話は、セットですべきですか?
それとも、お金(学費)のことは、子どもには言うべきでないですか?

子育ての主義として、
学費などかかるお金の話を子どもに逐一する親もいるようです。
逆に、かかるお金の話は一切子どもには話さない親もいるようです。

どちらが、子育ての方法としては適切なのでしょうか。

前者は、、
「自分にはこんなにお金がかかっているんだ」と知って、
働く親に感謝できる子を育てる。

「自分にはこんなにお金がかかっているんだ」と知って、
親に申し訳ないと自分を責める子を育てる。
そのどちらかだ。

「お前には○○○万円かかる。大変だ。」ということを率直に言って、
子どもに逆の立場(親の立場)を理解させる。

ある子どもは感謝し、ある子どもは深く自分を責めてしまう。


後者は、お金の話を親からされないものだから、
「通わせてもらっている。ありがたい。」という感覚をなかなか持てない。

しかし、
「親はこんなにも苦労して育ててくれたのか」と後々に知ることができる。
それは、その子どもが大人になった時、親になった時だ。
つまり「実際に逆の立場」になって初めて分かる。
初めて親の苦労を知り自分を育てた親に感謝する。
親は偉大だったと気づくことができる。後で気づかせる。

オイラは後者のような親になりたい。皆さんはどうですか。

・・・。ブログが長くなってしまったが、今日はここまで。
また続きを書きます。


次回は、こんな生徒の意見や感想と向き合いたいと思います。

「親は、ワタシの行きたい学校へ行っていいと言うのに、実際に行きたい学校の話をしたら、それで就職できるの?その道に進んでも仕事はあるの?としつこく聞いてくる。親は結局ワタシの夢など応援してない。安定とか世間体で判断しているんだ。」

「中学校時代の経験から、教師の進路指導は信じたくない。結局先生は早く進路を決めて欲しいだけ。自分のクラスや学校で、進路が決まらない生徒を出したくないんでしょって思っている。」


 G 


挑戦する心

2010年06月21日 18時05分36秒 | Weblog
いよいよ球技大会が迫ってきましたね
わがクラス中等部2年生はとにかく張り切っていますよ
大会当日が待ち遠しいです


ところで、私が日々みんなと接する中で感じていたことがあります。
それは、挑戦心の強さ
向上心というよりも、「私は(僕は)○○したい○○になりたい
この○○には、検定のことだったり、勉強の関係だったり、将来の夢のことだったり・・・
人それぞれですが、とにかく新しいことへ挑む姿勢だったり、現状を打破したいという強い意志だったりを、ひしひしと感じています

では、私自身は何か新しいことに挑戦していたか、というと・・・
ここ最近は、挑戦することを怠けていた気がします
時間がないから、忙しいから、という言い訳はやめて、
潔くみんなのように新しいことに挑戦してみたいと思います

そこで、今年の夏の目標は

「富士山に登頂する」ことです

今年こそ日本一高い頂きを踏みしめてこようと思います。



ちなみに、2年生の目標はもちろん・・・
優勝だよね??
先生は君たちの一人ひとりの活躍を期待しています

すづ

ものづくり

2010年06月18日 20時50分38秒 | Weblog

今日は、高等部の家庭科コースで、ポケットティッシュケース作りをしました。

裁縫に慣れている子も、普段しない作業に苦戦している子も、

思い思いのオリジナルティッシュケースを完成させていました

はじめは、「どうやるの~!?」と戸惑い気味だった子も、

作業に慣れてくると集中していました

中には、授業時間が終わっても「完成させたい!」と残っている子も

 

「ものづくり」は、わくわくすることです

しかもそれが、自分で使えたり、人にあげて使ってもらえたりすると

達成感が増しますよね

 

裁縫なんてこのご時世、

やらなくたって洋服や身の回りの物は手に入るけど、

実際作ってみると、小さなポケットティッシュケースにも

いろいろな工夫や工程が含まれていることがわかります

 

普段、自分に与えられているもの(家族、友達、ご飯、健康、幸せ、不満も・・・)

を当然と思わず、

たまには立ち止まって、背景に思いをはせてみると、

また新しい世界が見えてくるかも

 

そんなことを感じた一日でした

 

また、月曜日、元気に会いましょう~

gunji

 


ワールドカップ

2010年06月17日 22時49分38秒 | Weblog
 ワールドカップが始まりました。4年に1度の祭典です。開催地は南アフリカ。日本との時差は9時間ぐらいでしょうか。テレビをつければ必ずサッカーがやっているうれしい毎日に寝不足の日が続いています。

 カメルーン戦はワンチャンスをものにして見事な勝利でしたね。あのフィールドに立っている選手たちは夢をつかみ取った人間たちです。


 しかし、そこにたどり着くには我々が想像できないくらい熾烈で厳しい競争があったのだと思います。実力や精神力はもちろんそれ以上に運命的ななにかをもっていないとあの舞台には立てないでしょう。


 今回の日本代表はメンバーが最後の最後で今までやってきたものと全く違うものとなりました。正GKのポジションは楢崎選手が不動でしたが、ワールドカップ初戦の二試合前のイングランド戦で正GKが入れ替わりました。

 イングランド戦で抜擢された第二GKの川島選手はたった二試合で今までの正GKだった楢崎選手からポジションを自分のものにしました。実力や精神力を超越したなにかを彼から感じずにはいられません。見事にチャンスをものにしたのです。彼が控えのメンバーのときに積み上げたものがこの大一番で発揮されたのでしょう。

 おそらくワールドカップが終わった後も日本のゴールマウスには彼が立ち続けると思います。川口、楢崎といった二人の偉大なGKの時代が終わり次のゴールマウスに立つ川島選手の活躍を期待しています。


 オランダ、デンマーク戦もやってくれるでしょう。みんなで応援しましょう。



けんた