ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

深見ダム

2017-06-29 14:14:33 | 大分県
2017年6月18日 深見ダム
 
深見ダムは大分県宇佐市安心院町の駅館川水系深見川にある灌漑用重力式コンクリートダムで、防衛施設庁の補助を受けた大分県の障害防止対策事業により1972年(昭和47年)に竣工しました。
現在は宇佐市が受託管理を行っています。
深見川源流部には陸上自衛隊の日出生台演習場があり演習による荒廃裸地化で保水力が低下する一方洪水流出率が増加し、深見川を水源とする農業用水不足が顕在化してきました。
そこで大分県は防衛施設庁の補助を受けた日出生原演習場周辺障害防止対策事業に着手、灌漑用水源として深見川源流部に建設されたのが深見ダムです。
堤体は宇佐市に位置していますが、ダム湖は宇佐市、由布市、玖珠郡玖珠町の3市町にまたがっています。
 
由布院から県道50号を北上すると深見ダム湖の先に深見ダムの堤体が見えてきます。
 
右岸上流から
非常用洪水吐としてクレストに自由越流式洪水吐が2門のほか、水面下ですがオリフィスゲートがあります。
 
 
天端は県道679号線。
 
総貯水容量165万立米のダム湖
トラス橋は由布院へと通じる県道50号線
ダム湖の奥はすべて日出生台演習場となります。
 
導流面と減勢工
クレストから放流しています。
 
 
クレストゲートの下にオリフィスゲートと取水設備があるようです
取水設備へと向かう通路が珍しい形状。
 
ダムのプレート。
 
ここにきて自衛隊の障害防止対策事業で建設されたダムが続きます。
 
2765 深見ダム(1047)
大分県宇佐市安心院町寒水
駅館川水系深見川
38.5メートル
95メートル
宇佐市
1972年


コメントを投稿