ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

城原ダム

2016-05-16 14:00:00 | 新潟県
2016年5月14日 城原ダム
 
城原ダムは新潟県中魚沼郡津南町谷内の信濃川水系横平川にある灌漑目的のアースフィルダムです。
苗場山北麓には中津川の浸食によって形成された広大な河岸段丘が広がり、水利に乏しいことから農地開発には灌漑施設の整備が必須となっていました。
1970年(昭和45年)より農水省による国営苗場山麓第一地区総合農地開発事業が着手され、その中核施設として1994年(平成6年)に竣工したのが城原ダムです。
運用開始後は津南郷土地改良区が管理を受託し、約750ヘクタールの農地に灌漑用水を供給しています。
 
堤頂長は662メートル
遮水性の低い地質のため、三方を堤体とした貯水池となっています。
 
ちょうど田植え時期のため水位が下がっています。
ギザギザの形状が面白い
 
洪水吐
 
洪水吐導流部
 
堤体下流面
草が生えているのでわかづらいが石が積まれています。
 
一見ロックフィルダムのようです。
下の建物は揚水機場
 
上流面もロックで補強されています。
 
ダム周辺にはきれいに整地された水田が広がり、水が張られ田植えの準備は万端
城原ダムは周辺の農業の要です。
 
0779 城原ダム(0376)
新潟県中魚沼郡津南町谷内
信濃川水系横平川
27.4メートル
662メートル
1200千㎥/1170千㎥
津南郷土地改良区
1994年


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