ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

青野大師ダム

2020-12-25 22:00:00 | 静岡県
2016年 1月17日 青野大師ダム
2020年12月22日
 
青野大師ダムは静岡県賀茂郡南伊豆町青野の青野川水系鈴野川源流部にある静岡県交通基盤部が管理する多目的重力式コンクリートダムです。
建設省(現国交省)の小規模ダム事業である生活貯水池事業の補助を受けて建設された補助多目的ダムで、鈴野川及び青野川の洪水調節、安定した河川流量の維持と既得取水権への用水補給、南伊豆町への上水道用水の供給を目的として2006年(平成18年)に竣工しました。
青野大師という名前はダム建設地にあった弘法大師を祀る『青野の大師様』に由来しており、ダム建設に合わせてお大師様はダム湖上流側に移設されました。
 
青野大師ダムには2016年(平成28年)1月17日に訪問、2020年(令和2年)12月22日に再訪しました。
初回訪問時の写真の画質が悪かったので、すべて2回目の訪問時の写真と差し替えました。
 
ダム下は小さな公園になっており、車数台分の駐車場とトイレがあり竣工記念碑もここに建っています。
 
クレストゲート1門、オリフィスゲート1門のシンプルなゲートレスダム
減勢工脇に利水放流設備があります。
 
堤頂部のいわゆる『襟』がずいぶん高くなっています。
 
天端は徒歩のみ通行可能。
 
上流面
対岸に管理事務所がありますが、職員は巡回のみで常駐はしていません。
 
天端から
オリフィスゲート上にデフレクターがあります。
利水放流設備から河川維持放流が行われています。
 
総貯水容量は29万5000立米と溜池サイズ。
 
上流面。
 
ダム湖上流も小公園になっており移設された『青野のお大師様』が祀られています。
 
上流から見た洪水吐と取水設備。
 
3125 青野大師ダム (0193)
静岡県賀茂郡南伊豆町青野
青野川水系鈴野川
FNW
39.5メートル
126メートル
295千㎥/240千㎥
静岡県交通基盤部
2005年


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