ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

越戸ダム

2016-01-05 06:00:00 | 愛知県
2015年12月29日 越戸ダム
 
越戸ダムは愛知県豊田市の矢作川にある発電用重力式コンクリートダムです。
1929年(昭和4年)に三河水力電気によって建設され、日本発送電を経て戦後は中部電力が事業継承しています。
越戸ダムで取水された水は右岸の水路で600メートル下流の越戸発電所に送られ最大9200キロワットの発電を行っています。
 
越戸ダムは国道153号沿いにあり、豊田市街から国道を北上し豊田勘八インターの入口を分けると左手に越戸ダムが見えてきます。
中電レッドと呼ばれる12門のラジアルゲートが特徴的です。
 
川原に下りるルートを探しましたが叶わず。
2門だけゲートが再塗装されたのか色が鮮やか。
 
 
天端は立入禁止。
 
左岸上流から
ダム湖は漕艇競技に使われるようです。
 
堤体は立ち入り禁止で撮影スポットが限られましたが、ダム便覧を見ると下流からの写真もあるのでもう少し探せば河原へ下りられたかもしれません。
今回は見逃した発電所ともども機会があれば再チャレンジしてみようと思います。
 
(追記)
越戸ダムは洪水調節容量を持たない利水ダムですが、治水協定により台風等の襲来に備え 事前放流を行う予備放流容量が配分されました。

1199 越戸ダム(0144)
左岸 愛知県豊田市勘八町
右岸     同市平戸橋町 
矢作川水系矢作川
22.8メートル
120.3メートル
2876千㎥/574千㎥
中部電力(株)
1929年
◎治水協定が締結されたダム


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