ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

大関堰

2016-02-23 12:00:00 | 千葉県
2016年2月21日 大関堰(大堰)
 
大関堰は千葉県市原市にある灌漑用アースダムで、1944年(昭和19年)(改修記念碑では1945年)に築造され、1995年(平成7年)に大幅改修が行われました。
地元の方は『大堰』と呼んでおり山口駒込土地改良区が管理を行っています。。
かつてはダム便覧にも掲載されていましたが、堤高が8メートルということで削除されてしましました。
このダムの特徴は日本では数少ないグローリーホール式つまり『ダム穴』式洪水吐を持つ点です。
 
大関堰は高滝ダム近くにあり山口集落から圏央道の高架橋をくぐりダートの道を南に進むと到着します。
堤高8メートル、堤頂長60メートルの小さな溜池です。
 
1995年(平成7年)に行われた改修の竣工碑。
 
お目当てのダム穴
前夜の大雨で水位が上がり越流しています。
 
アングルを変えて。
 
 
ダムの直下は駐車スペースになっています。
 
左岸側に普通の洪水吐らしきものがあり、ここからも水が流出しています。
 
上の洪水吐からの導水路とダム穴からの導水路はここで合流します。
 
初めて見た長方形のダム穴はいつまで見ていても見飽きることがありませんでした。
前夜の雨で水位が上がり越流を見れましたが水がずいぶん濁っていました。
きれいな水の大関堰を見てみたいものです。
 
0655 大関堰
ため池データベース 122190056
千葉県市原市山口
養老川水系大作川
8.6メートル
47メートル
34千㎥/34千㎥
山口駒込土地改良区
1944年


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