ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

大ヶ洞ダム

2016-10-18 15:07:34 | 岐阜県
2016年10月15日 大ヶ洞ダム
 
大ヶ洞ダムは岐阜県下呂市萩原町大ヶ洞の一級河川木曽川水系飛騨川左支流大ヶ洞川にある岐阜県県土整備部が管理する目的重力式コンクリートダムです。
建設省(現国土交通省)の補助を受けて建設された補助多目的ダムで、大ヶ洞川の洪水調整、安定した河川流量の維持と不特定灌漑用水への補給、萩原町宮田地区への上水道の供給を目的として1998年(平成10年)に竣工しました。
 
小坂中心街から国道41号を下呂温泉方面に走ると岩野交差点に大ヶ洞ダムを示す標識があります。これに従って市道を南に進むとドン詰まりが大ヶ洞ダムです。
まずは下流から。
減勢工はカスケード式になっています。
 
クレストは自由越流式が4門。
オリフィスから放流しています。
真下から見上げるとオリフィスの放流とカスケードの眺めが本当に美しいダムです。
陽が傾きカスケードの半分が影になってしまったのが残念。
 
堤体下流は公園として整備されています。
日影になってしまったのが惜しい。
 
天端。
 
ダム湖は旧萩原町にちなんで命名された『はぎの湖』。
 
減勢工
右手は利水放流設備。
 
左岸から。
 
上流面
 
昨年10月からスタートしたダム巡り、記念すべき650基目のマイルストーンは大ヶ洞ダムとなりました。
一泊二日で訪問できるエリアが少なくなってきているのでこれまでの様なペースで訪問ダム数を増やすのは難しくなるかと思いますが、まずは1000ダムを目標にこれからもがんばって行きたいと思います。

(追記)
大ヶ洞ダムには洪水調節容量が配分されていますが、治水協定により台風等の襲来に備え事前放流を行うための予備放流容量が配分されました。
 
3013 大ヶ洞ダム(0650)
岐阜県下呂市萩原町大ヶ洞
木曽川水系大ヶ洞川
FNW
42.5メートル
228メートル
450千㎥/340千㎥
岐阜県県土整備部
1998年
◎治水協定が締結されたダム


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