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ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

万場調整池

2017-02-28 13:57:34 | 愛知県
2017年2月25日 万場調整池
 
万場調整池は愛知県豊橋市にあるアスファルトフェイシングフィルダムで、豊川用水の東部幹線水路の調整池として東海農政局により1993年(平成5年)に建設され、水資源機構豊川用水総合事業部が管理を行っています。
豊川用水東部幹線水路から取水した水をここに貯留し、都市用水としては豊橋南部浄水場に送られ上水道や工業用水として利用されています。また灌漑用水としては非需要期にここに貯留した水を農繁期に豊川用水に補充しています。
 
豊川用水の概要(水資源機構豊川用水総合事業部ホームページより)
 
万場調整池は神出川を挟む丘陵地を掘削して建設されましたが、透水性の高い砂地地盤のため堤体はアスファルトにより表面遮水処理されています。また貯水池底部には合成ゴムシートを敷設して遮水する珍しい構造のダムとなっています。
 
貯水池の周囲は全長3.3キロの遊歩道として整備されているほか遊具なども設置され、ウォーキングを楽しむ市民や子供たちの憩いの場となっています。
今回は左岸の駐車場に車を止めて、遊歩道を時計回りに一周してダムを見学しました。
 
左岸からダムの下流面
左の建物は送水機場。
 
洪水吐導流部と下流面
さすが水資源機構が管理するダムで下流面はきれいに刈払われています。
 
堤体下流には遊具が並びます。
 
右岸から。
 
右岸の取水塔
ここで取水された水は豊橋南部浄水場へ送られます。
 
調整池周辺には野菜畑が続きますが、右岸には野菜をモチーフにした遊具が並びます。
 
右岸上流から
丘陵地を掘り下げて建設した貯水池のため、貯水池全面がアスファルトにより遮水処理されています。
 
上流側
水がなければ競輪場のバンクのようです。
 
 
左岸には宇連ダムから長篠城に至る豊川をモデルにした水路がつくられています。
 
1236 万場調整池(0836)
愛知県豊橋市西赤沢町
北緯34度40分23秒,東経137度20分52秒
DamMaps
豊川水系豊川
AWI
AF
28.6メートル
370メートル
5390千㎥/5000千㎥
水資源機構
1993年



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