ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

竜ヶ池

2016-02-29 14:00:00 | 山梨県
2016年2月27日 竜ヶ池
 
竜ヶ池は山梨県甲府市の武田神社に隣接する灌漑用アースダムで、1956年(昭和31年)に築造され相川土地改良区が管理を行っています。
竜ヶ池は付近では有名な釣りスポットで普段は土地改良区が運営する管理釣り場になっていますが、訪問時は改修工事中で水が抜かれていました。
 
武田神社から東に向かうとまるで城壁のような堤体が現れます。
型式はアースダムですが堤体には石が積まれどう見てもロックフィルの様相です。
 
天端を歩いてみます。
堤体は382メートルもあり逆コの字型に屈曲しています。
 
訪問時は改修工事中
ダム湖の護岸が強化され洪水吐や取水設備が新調されていました。
 
左奥は改修された洪水吐。
 
こちらでは取水設備の工事中。
 
作業員の方の話ではまもなく工事は終了し、4月に通常水位に戻すようです。
 
竜ヶ池からの甲府盆地の眺め。
右手は武田信玄の居城だった躑躅ヶ崎の武田館跡です。
恰も城壁のような竜ヶ池の天端からの眺めはかつて信玄が眺めたのと同じ景色なんですね。
 
ダム湖は空っぽでしたが、普段は見れないアースダムの改修工事が見れたのは収穫でした。
 
0956 竜ヶ池(0241)
ため池データベース
山梨県甲府市古府中町
富士川水系相川
17メートル(ため池データベース 12メートル)
382メートル(ため池データベース 350メートル)
264千㎥(ため池データベース 222千㎥)/264千㎥
相川土地改良区
1956年


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