夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

理解啓発授業

2008-05-29 18:51:09 | 教室経営
 もう5月が終わろうとしています。1学期も折り返し点ですね。春の運動会シーズン真っ盛り。通級してくる子どもたちもかなり疲れている様子です。練習の毎日でしょうが,それもあと少し。頑張ってください。
 さて,本校では我が「つばさ教室」に5年生を招待して,「つばさ教室とは?」という疑問を解決するための啓発活動を行いました。私が本校に着任してから4年間,ずっと行ってきましたが,今年の5年生は4年前に着任したときから自校通級を始めた子が3人いた学年です。年度初めに必ず通級児童を学級まで迎えに行って,そこで簡単な啓発をしてから通級を開始させることにしているので,今年の学年は低学年のころから「通級教室」も「障害」も,そしてご近所の「養護学校」のことも「少しは知っている」学年の子たちです。なので,こちらも少し難しいことを話しても大丈夫かな?と思い,いつもより話の内容を少し専門的にして授業しました。事前のアンケートでは,やはりまだ朧気にしか分かっていない感じの回答でしたが,事後のアンケートを見ると,これまでの学年より細かな部分まで理解してくれていました。こちらも話した甲斐があります。
 つばさ教室ではみんなが自分の課題を持って頑張っています。本人たちの努力はかなりのものなのです。でも,通級児童たちが1日の大半を過ごすのは在籍の学級。その周りにいる子どもたちが一番の理解者であり,協力者でなければならないのです。担任の先生は知っていて当たり前,と言いたいところですが,実際通級というシステムはまだ数が少なく,知らない先生方の方が多いです。でも,大人より,これから当事者たちとのつきあいが一生続くであろう,同じ年の子どもたちの方が柔軟な考え方が出来るのです。周りの理解があって初めて通級での指導は生きてきます。子どもたちにはそれを伝えたくて,いつも時間を超えて話してしまいます。本当は1時間だけではなく,学期に数回でも授業をすると良いのでしょうが,一人担当であることの限界が,私になかなか時間を取れなくさせています。
 今週で子どもへの理解啓発は終了しましたが,来週は在籍学級の担任の先生方をお迎えしての理解啓発活動が待っています。通級児童たちがここでどんなことをしているのか。在籍学級ではどんなことに気をつけて接してもらえばよいのか。そんな感じで話を進めていく予定です。これが終われば,いよいよ私が各学校の授業参観に乗り込んでいくことになるわけです。通級児童たちと在籍学級の校長先生が許してくだされば,それぞれの学校でもこういった啓発授業のお手伝いをしてみたいものですね。基本的には担任の先生がすることなので,私が率先して授業することは出来ませんが,お手伝いで「講師」としてならば可能です。来週の担任者会でアピールしてみようかな?
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