夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

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2007-05-24 02:15:04 | 教育・躾全般
想像するということは,子どもたちにとって意外にも難しいことのようです。想像力貧困な子どもが多いのは何故でしょう?先日職員室で話題になった一言でした。そこで一つの結論に達しました。それは,テレビやメディアの普及により,子どもたちが考えることをしなくなったからではないか。我々でもそうですが,クイズ番組でもない限り,ほとんどの場合は何も考えずに,テレビを単なる娯楽か情報源としてしか扱っていません。メディアが発達した今の時代の子どもたちが,情報過多の中で目に映るもの,耳に残るものが全て脳に記憶されます。睡眠学習と同じ原理で,自然に入ってきた情報は何も考えなくても頭に記憶されます。それが学校の勉強でなく,興味関心の高い情報ならばなおさらです。インターネットの普及で家にいながらにして世界が見られる。これでは考える必要もないわけです。我々もよくやりませんか?漢字を忘れてしまったときに辞書を引くのではなく,携帯やパソコンで漢字変換をして「あぁ,この字だった!」と喜んで書き写す。調べなくても機械が調べてくれるんですよ,今の世の中は。便利な時代になりましたね。などと感心している場合じゃない!かくいう私も,教室に来る子どもたちに「今はインターネットの時代だから検索くらい自分で出来ないと!」とパソコンの使い方を教えまくっているわけで…。つまり,メディアの使い方が問題なのではないかと思うのです。これだけ情報が氾濫している時代ですから,自分にあった情報を見極める力が必要なわけです。そこで必要になってくるのがやはり「体験」と「想像力」ではないでしょうか?知識だけはいくらでも入ってくる子どもたちです。その知識を実際の力に結びつけるためには,それを実践するための力と,それがどんな結果を引き起こすのだろうかということを予想(想像)する力が必要だと思うのです。先を予想する力,別なものに置き換える力,たとえる力など,想像力に関する力はいろいろあります。今週は今一番すがすがしい時期を迎えているということから,季節をテーマに想像することを高学年には語りかけています。簡単なところで「5月と聞いて想像する色は何色?」私はみんな「緑」と答えてくれるものだと思っていましたが,「青」という答えも飛び出して,いろいろな答えがあるからおもしろいのだということを思い知らされました。でもその「青」という答えの元が「青空」ではなく「青系が好き」であることが理由と知り,それにもびっくり。さらなる想像力の向上を期待して,何を語ろうかな?
「人間は考える葦である」大昔の誰かさんがおっしゃった言葉ですが,「考える」ことをやめたら,沼地に生えている葦より役に立たないということなんでしょうね。頭を使う。想像する。大切なことに取り組みたいと思います。
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (memaido)
2007-05-24 02:27:45
はじめまして、楽しく拝見させていただきました。
またちょくちょく拝見させていただきます。
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偏った考えかもしれませんが (夢野翼)
2007-05-25 18:34:20
ブログをごらん頂きありがとうございます。私の指導に関する考えを書き連ねているので何かと凝り固まった意見が飛び出すことも多いかと思いますが、人の意見を冷静に受け止めることはできるつもりですので、思われることがありましたらいつでもご意見をください。お待ちしております。
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はじめまして。 (あいりの母)
2007-05-30 09:45:51
去年、1年間つばさでお世話になっていたF校のあいりの母です。
つばさのブログができ、皆さんと交流できる事がとても嬉しいです
先週、F校の運動会に先生が来てくださり驚きました。
通級してる間も親身に話を聞いてくださったり
つばさを退室してからも気にかけてくださり
本当にありがたく思っています
夏のデイキャンプ、親子共々とても楽しみにしています


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