夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

剣道部への思い

2020-03-18 11:38:38 | 剣道
 いよいよ明日は卒業式。6年生達とのお別れの日。今までで最多の11人が剣道部員である。4年間、楽しく剣道部を運営することができて、本当に幸せだった。この歳になって、剣道部顧問の夢が叶うとは思ってもみなかった。最後の1年は身体も思うように動かず、目も良く見えず、ちゃんとした見本を見せてあげられなかったけど、みんな最後まで頑張って稽古して、楽しく終えることができた。試合も練習も全ての日程が終わり、OB達の高校受験が落ち着いたら、全員で集まって部旗に寄せ書きをしようと、修了式の日の午後に向けて準備をしていた。6年生も全員卒業したあとだから、集まるのは全員「OB」だね!と言っていたのに。新型コロナウイルスは、こんなちっぽけな剣道部のお別れにも水を差してくれた。せっかく前もってOB全員に行き渡るように「終幕の会」のお知らせを配布してもらったのに、まさか「中止のお知らせ」を郵便で送付することになろうとは・・・。でも、全員を一堂に会することはできなくなってしまったけれど、「寄せ書きしたい」という思いのある人は、顧問がこの学校に在籍している内に書きに来て良いことを書き添えておいたら、早速中学1年生達がやってきた。初めて3年間剣道部に在籍できた学年。ほとんどの子が1級に合格し、中学生になった今も道場や私立中学で剣道を続けている子がいるくらい、剣道が大好きだった学年だ。寄せ書きに来る日も示し合わせて連絡してきた。仲が良い子達だ。
 ところが、来たは良いが、実際に部旗を目の前にして何を書いたら良いのか分からない・・・。あーでもないこーでもない、と30分も悩んだ挙げ句、「八段目指して剣道頑張ります!」ときた!!頼もしい言葉じゃないか!!君たちがいつか剣道の日本代表になれるくらいになったら、必ず全日本も世界選手権も応援に行くからな!それまで諦めずに続けろよ!!と鼓舞してお別れした。転勤先も分かっていたのでフライングで教えてあげた。
 その内の一人が「東京へ遊びに行ってきたからお土産!」と袋をくれた。家に帰ってから開けててみると、チョコレート菓子と東京2020の手拭いが入っていた。そして、私宛のお手紙が2通。1通は本人が。もう1通はお母さんから。中身を拝読して思わず泣けてきてしまった。子どもが剣道部の創部を大変喜んでくれていたことも、保護者の方が剣道部をこんなに良く思っていてくださったことも、苦労して一人で続けてきたことが一瞬にして報われた思いだ。剣道に出会わせてあげるだけのことしか、私にはやれなかったけど、それでも、こんなにも剣道を好きになって、高校生になったら必ずもう一度剣道部に入るんだと気持ちを新たにしてくれたD君。彼だけじゃない。他の子どもたちも剣道を続けていこうとの気持ちをもってくれた。これだけで、私が剣道部を創部した意味がある。短い期間だったけれど、こんなにも楽しい部活動を経験させてくれた子どもたちに、そして、ご協力いただいた保護者の方々に、心からお礼を申し上げたい。ありがとうございました。楽しい思い出をくれた剣道部にも「ありがとう。さようなら。」を言いたい。

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