夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

裸一貫で出直し!

2018-06-24 21:54:39 | 教育・躾全般
 私の剣道部の相方だったR先生。やっと彼女が本気を出し始めた。安定した収入を得られる保証のない世界へ飛び出していったものの、海外へ自分探しの旅に出たり、実家へ滞在して「ニート」な生活を送ったりして、不安定な生活を送っていた。実の娘のように思い、愛してきた人だから、気が気ではなかった。毎日動向をチェックして、インスタグラムの投稿数が増えていく度に、(とりあえず元気で生きているようだな)と安心したり、なかなか更新されなければ(身体を壊していないだろうか?)と不安になったり・・・。県外に住む長男も同じように連絡もよこさず、何して生きているのか分からないが、長男は男だ。自分で困難を切り抜けられなければ、これから先も家族を守れるような男にはなれないからと、放ってある。だがしかし、R先生は女の子だ。嫁入り前の。関わりが深かった分だけ、心配が頭を過ぎる。
 先日学校へ正装をして現れた。退職後初めてである。事務さんに書類を届けに来たのだろう。その逆かも知れないが。だが、剣道部は彼女を受け容れない。もう違う道を走り始めているからだ。講堂に入りたそうにしていた彼女を眼で牽制し、彼女は暫く遠目に眺めて帰って行った。もう戻る場所はないのだと、言い聞かせてある。分かってくれているのだろう。もし、剣道部に来るならば、その時は「再就職」「シナリオ採用」「結婚」の何れかでなければならないと、お別れの日のメールに硬く言い置いた。彼女は忠実に守っている。私も次に彼女にメールを送るとしたら、それは剣道部の廃部の時だと誓った。お互いに連絡は取らない。
 私もいよいよ、癌の手術が終わり、明日から職場復帰する。一から出直しの気分だ。そう思いながら彼女のインスタのプロフを見た。毎日見てはいるが、週末だからか、投稿数が増え、プロフが書き換えられている。アメリカへ渡った時も、日本語表示から英語表記に書き換わり、Facebookも始めたようだった。それが、今回いよいよ「東京で作家活動を始めた」と書き換えられた。彼女も新しい生活を始めたのだ。待ちに待った報告だ。これで安心して「放置」できる。息子より上の位置に立った。生きるすべを身につけたのなら、もう親(親代わり)の出番はない。心の片隅で祈ってやるだけで良い。彼女もまさに「裸一貫で出直し」である。彼女の名前を「脚本」家としてクレジットで見る日も、そう遠くはないのかも知れない。頑張れ!西山倫子!剣道部のみんなが応援しているからな!いつか素人剣道部が活躍する話でも書いてくれ!

コメント
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