先週金曜日に、暫く剣道をやれなくなる私と、出席可能な剣道部員が、最初から最後まで、地稽古だけをやりまくるという、大地稽古大会を開催しました。職場の人は知らない秘密、私が癌であることを知っている校内唯一の存在である剣道部員達。癌が恐ろしい病気であることは知っていても、具体的にどうなるのか知らない子供達は、「先生が帰ってこないかも知れない」という不安は抱えていたらしい。切ってみるまでは何とも言えない私としては、万一のことがあれば、剣道部は廃部になる覚悟はさせておかねばならない。病名を伝えたら、やはり一部の保護者から心配の声を戴きました。ありがたいことです。
最期かもしれない地稽古、勿論、全員とやりました。早く帰らなければならない子供達のために、先に記念撮影をして、帰る予定の子供から順に相手をしました。最初の3人は、普段から塾や習い事で忙しく、中々練習の最後に行う普段の地稽古まで残れない女の子達。私との地稽古が初めての子もいました。始めに掛かり稽古風に打たせて、時々応じ技を入れ、次に試合風に積極的に攻めさせて、一本勝負に持ち込み、取らせて、〆の掛かり稽古、ここまでを一人あたり5分程。
初めは余裕の自分も、5人6人と続く内に、息も乱れ始めます。見えないのは今に始まったことではありませんが、子供の間合いが近すぎて、小手も胴も当たらない❗
参加者全員と稽古が終わる頃には、フラフラ状態。
最後に良い稽古が出来ました❗と思ったのも束の間。剣道部の諸君、先生は無事生還したよ!と伝えられそうで良かった❗誰だ‼️「先生の家は遠いから、○○寺(学校のすぐ下の寺)で葬式やってくれたら行ってあげるからね!」なんて言ってる奴は‼️まだ暫くはふんぞり返って座っているだけだけど、剣道部の存続は約束できた❗主将を中心に、お互いに声を掛け合って頑張って欲しいですね。