夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

少年犯罪

2011-09-16 16:29:29 | 教育・躾全般
 昨日、私の父がひったくりの被害に遭いました。71歳の老体にむち打って仕事に行っているのですが、昼には仕事を終えて帰ってくる。その帰りの道中で事件は起こったのです。自転車の前かごに仕事道具と家の鍵、蝦蟇口の財布を入れた鞄を載せていつもの道を帰りつつありました。そこを後ろから迫ってきたバイクの少年に鞄をひったくられたのです。怪我はなかったのと、取られた金額も1300円ほどだったのでそのまま警察に連絡することもなく家に帰ったそうです。家で母に相談したら母が私にメールをよこして事件の発覚となったわけです。金額の多少に関わらず、そんな悪党を近所にのさばらせておいてはいけないからと、休暇を取って実家へ父を迎えに行き、その足で事件現場を見てから北警察署へ被害の報告に行きました。警察の方には「なぜすぐに110番しないんですか!」と叱られてしまいました。そこは体裁を気にした年寄りのすること、ご勘弁を、とお詫びして、鑑識課員さんと刑事さんに現場検証につきあって戴きました。そこまではスムースに進んだのです。しかし……。
 調書と被害届を出すのは管轄の交番へということだったので、そこからほど近い交番へ。そこからが大変だった。やはり同じ頃に近くで同様の事件があったらしく、近隣の交番はパトロールを強化中だったのです。無線連絡と電話がひっきりなしに鳴っていて、対応に追われるお巡りさん。父に話を聞きながら調書を書く。その調書を書くのに何と3時間半!!しかもこんな細かいことまで聞くのか!どうでも良いんじゃないのか?と思うような内容までいろいろ聞き出され、でも、それらは全て必要だから聞かれているんだろうなと納得し、我慢我慢の3時間半。その間にもう一人のお巡りさんが帰ってきて、同時進行で被害届の下書きをしてくれているので、あれを一人のお巡りさんがやっていたらきっと終わるまでに5時間ほどかかるのではないだろうか?
 父の被害届を書く間に、無線がひっきりなしにかかっていたが、否が応でも丸聞こえ。万引き事件発生とかひったくりとか、いろいろな交番や署から応援要請の連絡が。どうやら北区内の交番という交番の巡査たちが皆、巡回捜査に出かけていたらしい。3時間ほどの間にこれだけの少年犯罪が発生するなんて、この国の将来は大丈夫なのだろうか?と心剣に悩んでしまった。少年犯罪が多いということは、その犯行を起こした児童生徒にとっては家庭教育も学校教育もまともに受け入れられていない証拠である。簡単に言えば家族も我が子が何をしているか知らず、学校もただ呼び出されるだけで家庭に介入できない状態になっているに違いない。いつも学校教育のせいにされているが、実際のところ子どもの周りの環境が全て「悪」になっている場合がほとんど。犯罪に手を染める瞬間の子どもの「心の叫び」を聞いてあげられる大人が周りにいないからなのだろう。どんな裕福な家庭に育とうが、どんなに貧乏な家庭で育とうが、心の叫びを聞いてあげる大人がいるのといないのとでは、子どもの犯罪への傾倒が全く違うと思う。身の回りの子どもがそうならないよう、子どもの心の声を聞いてあげられる大人にならなくては、と、今回の事件に遭遇して感じたことでした。
コメント
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