ma_kunの徒然日記

日々の出来事を綴っていきます。

飛騨国分寺とさるぼぼ

2012年08月24日 | 風景・風物


飛騨国分寺は天平十三年(741)聖武天皇の勅により建立。
天平勝宝九年(757)ごろには完成していたと言われています。

国分寺は高山市内の中心部に位置し、現在は室町時代建立の本堂と江戸時代の塔があります。




飛騨国分寺本堂
本尊には薬師如来坐像(重要文化財)等が安置されてます。




鐘 楼




飛騨地方唯一の三重塔(県指定文化財、江戸時代 文政三年 1820年、銅板葺、高さ 22.4m)

塔は天平時代 七重塔で、斉衡元年(854)に再建された時は五重塔、
近世に至り元和元年(1615)五重塔を再建、天和年中(1681~1683)に五重を三重にしたが
寛政三年(1679)の烈風で倒壊、文政三年(1820)に建てたのが今の三重塔




境内のイチョウ《国指定天然記念物》
義兄が見上げていますが大きいです~

樹齢推定1250年の雄木で、たくさん垂下する気根(空気中に出る根)を乳房に見立て、
「乳イチョウ」とも呼ばれている。 由来については往昔行基菩薩の手植と伝えられ、
乳の出ない母親がここでお参りをするとにより乳がよく出るといわれている。

昔から、国分寺のイチョウの葉が落ちれば雪が降る、とも言い慣らされているそうです。



飛騨国分寺の門前の「庚申堂」にはさるぼぼが吊り下げられてあります。

飛騨弁では、赤ちゃんのことを「ぼぼ」と言い、
「さるぼぼ」は「猿の赤ん坊」という意味です。
災いが去る(猿)、家内円(猿)満になるなど、縁起の良い物とされ、お守りとしても使われている。




さるぼぼの棚




2007年に設置された『願掛けなでさるぼぼ』があります。


側にあった立て札によると・・・

飛騨地方では母親が我が子の無事成長を願って「さるぼぼ」人形を作ったと言われています。
石は古来より永遠不滅で魂が宿ると言われており、この「願掛けさるぼぼ」に願いを込めてなでると、
念願が叶うという石像です。

☆頭をなでると頭が良くなる。

☆心臓をなでると出世ができる。

☆身体の不自由な所をなでるとその場所が良くなる。

☆その他 商売繁盛 身体健全 学業成就 等の加護あり

だそうです。

コメント
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