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金隈(かねのくま)遺跡

2023-01-16 08:48:26 | 博物館・福岡県

今回は福岡市の弥生墓群の金隈(かねのくま)遺跡を紹介する。今から約2400年前から1800年前までの約600年間の墓が集中して発見された。弥生時代の600年間である。従って邪馬台国以前の墓制をみることができる。甕棺墓が348基、土壙墓(どこうぼ)が119基、石棺墓が2基の合計469基の墓が出土した。従って甕棺は、長年の形状変化を見ることができ、北部九州の甕棺をともなう遺跡の年代を測ることができる。

先に紹介したように多くの甕棺墓等が出土したが、その主要部分に上屋が築かれ、保管と共に見学できるようになっている。先ずそれの概要を知ることが出来るパネル類から紹介する。

群集している様子がお分かりいただけるものと考える。下に掲げるのは、先に記した年代別の甕棺形状である。

左端が最古様式とある。

右端が一番新しい甕棺様式ということになる。吉野ヶ里にも相当多くの甕棺墓群をみることができるが、当該金隈遺跡はそれを上回る多さで、墓をみて壮観ということもないが、その多さにびっくりした。

<了>

 



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