サンカンペーン陶磁盤で、これはと思う盤を順次紹介したい。初回は当該ブロガーが所有する盤で、自画自賛ではあるがサンカンペーンの盤の中では、ピカイチであると考えている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/56/9cdca4b0b158f2eeb0c85fcfa8587923.jpg)
(鉄絵花唐草文盤:盤径26.5cm 盤高5.8cm)
口縁に3か所3-5mmのチッピングがあり完器ではないが、サンカンペーンとしては比較的大振りで、その文様のみごとさから、サンカンペーン窯では優品のひとつである。
高台裏は約束事である、同心円状の削り痕と唐傘をみることができる。また×印の窯印が認められる。通常この窯印はないことから考えると、市場で一般に流通していた陶磁器と区別するのが、その目的であったのであろうか?・・・と考える。
バンコク・タマサート大学ピティパット教授の著作である、<Ceramics>に当該文様が紹介されており、この手の文様がサンカンペーン窯の盤に存在することは過去から知られていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/2b/2e9c338f2975d30ec84ed95c314f5eb3.png)
(東南アジア陶磁博物館所蔵:盤径24.5cm 盤高5cm)
写真上の盤は、東南アジア陶磁博物館で見た盤で、文様は多少余白を残すように簡略化されているが、筆致はよく似ている。
この手の器面を覆い尽くす、繁辱な文様はシーサッチャナラーイとの類似性を感じさせ、これとよく似た花唐草文のシーサッチャナラーイ青磁盤も存在していることから、何らかの関連を感じさせる。
1.焼成時の器体の膨らみ(空気の膨張による)はありませんか。
2.テレビに映された2匹の蜂の筆致と似ていませんか。
3.表を上にして焼いてありますか、それとも裏返しで
焼いてありますか。
もしお解りでしたらお教え下さい。
2.全然異なります
3.見込み側に盛り上がる。伏側である