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出雲斐川・久武神社の才ノ神

2021-01-25 09:21:25 | 道祖神・賽の神・勧請縄・山の神

出雲では塞ノ神(才ノ神)は比較的少ないが、斐川町出西の久武(くむ)神社に才ノ神が鎮座しているとのこと。過日、出かけてみた。久武神社については、別途記事にする予定であるので、今回は才ノ神と木俣神、塚神に絞って紹介する。

小川に架かる橋を渡り、最初の鳥居を潜ると右手に才ノ神は鎮座しておられた。この久武神社の同一境内に出西八幡宮も鎮座しておられる。何やら面白い神社のようである。

目指す才ノ神は、一の鳥居を潜ってすぐ右側である。そこには木俣神祠と塚神も見える。先ず才ノ神と木俣神である。

向かって右が木俣神、左が才ノ神である。道祖神ではなく、石塔に才ノ神と刻まれている。

木俣神は大国主命と八上姫の間に生まれた御子神である。正妻の須勢理姫の嫉妬を恐れ、御子神を木の俣に置かれ、郷里の因幡にお戻りになった。御子は木の俣に置かれていたことから木俣神と呼ばれている。出雲では木俣神はそれなりにポピュラーであろう。

この両祠の右手後方に塚神が鎮座していらっしゃる。由緒が良く分からない。

久武神社は出西の集落の出入口にあたるであろう。その才ノ神はやはり結界を示すものであった。久武神社と出西八幡宮については、後日紹介する。

<了>

 


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