網創漠蓄

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シャフルナーズ家の来歴を探る

2010-02-01 18:31:31 | ハヤテのごとく!
今日が誕生日のシスター・ソニアに関して、



イタリア語などとしては不自然だった苗字・シャフルナーズですが、
やっとその由来っぽい単語を見つけました。
なんとペルシャ語

女性名として使われる「shahrnaz」で、
街に愛された・お気に入り」という意味のよう。
「hr」から「fl」への変化は子音強化としてあり得るようです。



元々アメリカで適当につけた苗字だった場合には
ペルシャ系の名前からスペルを推測して名乗ったと思われ、
この場合には名前「ソニア」共々、実は英語系ということになり、
その前を探るのは不可能です。音韻的に無理がありますが。

では、元々の苗字そのものであることはありえるのか?
シチリアはギリシャ、カルタゴ、ローマ、と支配者が変わったが、
その後のイスラム支配からノルマン朝の時なら
ペルシャ系が入る余地がありそうです。
そこから後になるとキリスト教系が圧倒的でだいぶ厳しい。



するとシャフルナーズ家は12世紀くらいにはシチリアに土着し、
その後キリスト教に改宗して残っていたことになるか。
女性名になるものを苗字にした経緯が創造しづらくなりますが。
シチリアの晩祷などでその記録は失われているかもしれないし、
苗字として(変形しても)残せただけという可能性も。

ただしマフィア歴史から考えると、元々シチリアにおける
役人的地位にはあった可能性があり、地主などではあったかも。
つまり結局、千年近く続きはしたそれなりに名家、ということになるか。
そしてそれがいまや途切れようとしている・・・