花の少ないこの季節ですが、ツバキはそんな中で鮮やかな花を咲かせ楽しませてくれます。ツバキは日本古来の花で光沢のある濃い緑色の葉の美しさも常緑樹の中でも優秀です。近年では中国産、ベトナム産などの原種も出回っています。花は赤、白、ピンクのほか黄花もあり珍賞されています。園芸品種の一つに「わびすけ」があり、茶人の千利休が好んだ花として有名です。開花しても「筒咲き」と呼ばれる半開き状態なのが最大の特徴です。ツバキがヨーロッパに伝わったのは18世紀で、東洋的で端正な美しさに「日本のバラ」というという賛辞が捧げられ、19世紀のフランスでは小デュマの小説「椿姫」に描かれたように女性が胸にツバキの花を付けるのが大流行しました。
そんなツバキですが今回(2月27日)は庄内緑地公園(名古屋市西区)のツバキを撮ってきました。ツバキ園があり、早咲き、遅咲きがあるため全部の木が満開とはいきませんが、十分咲いている花もあり、途中から雨混じりのアラレが降るあいにくの天気でしたが、それなりの写真が撮れました。いつもの拙い写真ですが、ご笑覧下さい。
散り急ぐツバキ
スイセン
シナマンサク
同 上
同 上
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