拙宅の狭庭にも季節により花が咲きます。今はユリ、アマリリス、アガパンサス、ランタナなどが咲いています。
ユリはアジアを中心にアメリカやヨーロッパの北半球に産し、日本でもヤマユリ、カノコユリ、オニユリ、スカシユリなど多くの種類があり、古くから栽培されてきました。品種改良も進み、オリエンタルリリー、アジアティカ、ハイブリットのグループはアジア地域の原種から作出されたものです。ヨーロッパでは、美術や紋章に取り入れられ、また聖書や神話にも登場します。
アマリリスは真っ赤な花を太い茎の先端に2つ3つと付けます。10㎝を超える大輪は目立ちます。
「くれないの にくき唇アマリリス つき放しつつきみこそおもへ」北原白秋
という情熱的な歌があります。アマリリスという名前はローマの詩人ウェルギリウスの作品「牧歌」に登場する乙女の名前だそうです。
ランタナは小さな花が集まってこんもりした半円形の花序をつくります。開花してからどんどん色が変化するので、一つの花序で外側から中心ににかけて美しい色の変化が楽します。別名を漢字で七変化とも言います。
アガパンサスはややさびしげな色あい、繊細な花姿が印象的な花です。アガパンサスとはギリシャ語の「愛」と「花」を組み合わせた名前で、花の美しさを表したもの。
またいつもの拙い写真ですがご笑覧いただければ幸いです。
ユリ
同上
アマリリス
同上
アガパンサス
同上
ランタナ
同上