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回復が難しい原油価格。

2016-04-08 23:42:25 | 国内国際情勢
4月に入りロシアと中東原産国の間で取り交わされた原油安からの
減産体制への移行はどうも不発に終わったらしく、回復傾向が強かった
原油安も再び下降線を描いている。

原因としてはロシアが提案する原油減産に協力的でない国があることと
米国でのシェールオイル増産が始まり需要のダブつきがみられるためである。

シェールオイルの米国大手のチェサピークの創業者オーブリーマクレンダンが
3月に自殺した後に米国内ではシェールガスの増産が始まり再び原油価格が
下落する要因を米国が自ら作り出している。

本来ならば米国は原油と相対関係にあるシェールガスを生産しているので
原油価格が下がるとシェールガスもシェアを原油に奪われないように安売りに
同調するしかない。この安値競争でシェールガスの米国は原油のサウジアラビアに
敗北したのがこれまでの原油安競争だった。

しかし今は亡きチェサピークオイルの創業者のマクレダンの望んだ米国内シェール
ガスの復権を顧みることなどはせず、単なるロシアを苦しめる為の国際競争の為の
ツールとなった米国のシェールガスの採掘事業である。

ここまで国内産業を犠牲にしてでも中東の原産国やロシアに対抗意識を燃やす
意思が何処から出てきているのかは大凡では見当がついてしまう次期大統領候補の
ヒラリーが筆頭にあげられる。

もとはと言えば、イラクでのISを作り出しモサドや英国のMI6と協調関係に
あったが、ロシアと関係を深めていくシリアに警戒感を強めてサリン使用などの
横暴に出た為にISは米国の操る組織として独り歩きを始めた。

そこにはイスラエル系ユダヤが始めようとするゴラン高原での採掘事業に水を差したい
米国の悪質な下心が露骨なまでに反映さえたものだった。

この悪事から米国ロックフェラー系は信用を失い、化石燃料事業自体から撤退に追いやられ
挙句の果てには米国は形振り構わない利益を損なってでもオイルをダブつかせて世界を
原油安に陥らそうとする愚かな行為に出てしまった。

今のこうした原油安により無理にシェアを獲得しようとする流れに歯向かって原油高を
切望し中東地域と揉めていたのがイラクのサダム・フセインであったことを考えると
この原油安の問題は世界に根深く地中で複雑に入り組んでいると解る。





コメント
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