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TPPが黒塗りって・・・自民党の交渉能力は?

2016-04-07 23:38:45 | 政治
安倍信者や自民党支持者が耳を塞ぎたくなるアベノミクスとTPP問題。
この国家における重要課題に関して全く論じられなくなった自民党にとっては
死活問題以上に売国政党であると自ら吐き捨てるような行為だ。

民進党が自民党に対してTPPの交渉内容の開示を求めた所そのほとんどが
黒塗りで埋められ交渉内容の実態が解らないとの事。

当時の民主党にTPPの場で交渉する能力が無いと見下した安倍総理自身の心中は
如何に?としたところで所詮はこの程度の実力しか持ち合わせていなかったのだろう。


さて問題は農産品5品目とした聖域だ。改めて列挙してみる。

「米」「麦」「乳製品」「牛豚肉」「甘味料砂糖」

この中で自由化率が95%以上の交渉内容で保護される見込みが高いのが「甘味料」
米国のこれまでの外交から南米ペルーとのEPAで砂糖を事実上プロテクト項目として
採用しているので日本の場合も保護される可能性がある。

逆に言えば日本で保護貿易が可能な品目は全体の5%となり、ほとんどは自由化を
しなくてはいけない状況になっている。

参加交渉中に甘利担当大臣が舌癌の為に入院したりURへの口利き問題がなどもあり
十分な交渉を行えなかったと予想される。

事実上参加交渉など自民党には無理で公表もされないお粗末な結果となった。

さて日本の場合他の経済協定とは違いこのTPPによって軍事予算の切り崩しと集団的
自衛権による日米関係の是非が問われる。

農産品5品目の聖域も然ることならが軍事予算の形がTPPと集団的自衛権によって
どのように変化したのか国民に知らせる義務がある。

そしてUR口利きの甘利担当大臣や精糖工業会館との癒着の西川公也と同様に
パソナグループの接待を受けていた当時の防衛大臣の小野寺五典のスキャンダルは
日米間の軍事予算問題で日本側の劣勢を物語っている。

中身は黒塗りで見えなくともこうした政治家自身の失墜により大方の目途は立ってしまう。
理不尽な交渉内容というよりも不甲斐無い交渉内容を公表したくないのだろうな。



コメント
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