
(南フランス・ドライブ旅行(1)
)
プロバンス滞在型のドライブ旅行では、どこに滞在するか、どこからドライブを開始するか、どこを訪れるかを決めなければなりません。
では、私のプラニングを紹介いたします。写真は滞在したカルパントラCarpentras近郊のブドウ畑です。
滞在地はカルパントラCarpentras近郊に
一週間のプロヴァンス滞在の拠点として、カルパントラ周辺を考えました。プロバンス地方観光の足場として、どの観光地にも一時間半のドライブで行けること、シャトーヌフ・デユ・パッフ゜Chateauneuf-du-Papeに代表されるコート・デユ・ローヌ・ワインのブドウ畑が周辺に広がる田園地帯にあり、人口が少ない村々が点在し、標高1,909mのヴァントー山Mont Ventouxが北東にそびえているロケーションは、山がドライブの道標となります。
カルパントラ周辺、南にある町ペルネ・レ・フォンテーヌPernes-les-Fontaines周辺のホテルやコッテージをインターネットで調べ、ペルネの隣村、人口500人ほどの小さな村サン・デイデイエSt. Didierのコッテージを借りることにしました。
出発はリオン市内 パル・デユ―(Part Dieu)駅
エールフランスでシャルル・ドゴール空港に到着、当初は国内線に乗り換えてリオン近郊のサン・テグジュペリ空港からレンタカーで出発することを考えましたが、エールフランスの航空券で高速鉄道TGVが利用できることを知り、風景を楽しみながらの快適な列車の旅を選びました。
リオン到着は夕方なのでその日は1泊し、次の日にレンタカーをパル・デユ―駅で借り出し、プロバンスへ・・・一週間滞在後、リオンへ戻り、2泊し市内観光、パリから帰国という11日間(機中1泊)のプロバンス・ドライブ旅行です。
(ホテル、TGV、レンタカーの借り出し、リオンからのドライブルートなどは次回詳しく報告します)
訪問する観光地は、1日2ヶ所に限定
ゆっくりとプロバンスを楽しむ・・・これが今回の旅のテーマです。訪問する場所は隣り合った2つの観光地を1日のコースに組み込むだけ、歩きながら、買い物をしたり、見学したり、食事をしたりと、ゆっくりと、時間を十分かけて、思い出が残る旅行にしたい・・・それがプラニングの方針でした。
プロバンス地方は、ローヌ川の河口に広がるカマルグ(Camargue)地方も含めて、見所がたくさん在り、フランス政府観光局で頂いた「FRANCE フランス旅の手引き」と「PROVENCEプロヴァンス」、そして東京で購入したミッシュランの道路地図MICHELIN Provence Camargue 113 ZOOMを見ながら、次のAーFの6つの組み合わせを考えました。(この道路地図については次回に触れます)
ホームページや写真にリンクを貼っておきましたので、ご覧ください。
Aコース

△ オランジュ Orange
ローマ時代の古代劇場Theatre antiqueが有名。ほぼ当時の姿と機能を伝え、音響効果は現代の劇場にも匹敵する。七月にここで開催される音楽祭には世界中から音楽ファンが集まる。
△ ヴェゾン・ラ・ロメーヌVaison-la-Romaine
フランスのポンペイといわれるローマ時代の町の遺跡が数多く残る小さな町。ローマ橋は現在でも使われている。中世の廃城から町を一望できる。
Bコース

△ アヴィニオンAvignion
ヴォークリューズ県の県都。アヴィニヨンの演劇祭などが開かれる文化の中心地。14世紀には法王庁が一時置かれていた。ローヌ川に架かる橋は童謡「アヴィニオンの橋の上でSur la Pont de Avignion」で世界中の子どもにも知られている。
△ ポン・デユ・ガールPont du Gard
ヨーロッパ各地に現存するローマの水道橋の中で、ガール川を渡るために立てられた橋はほぼ原形を留め、周辺の風景とマッチして美しい。
Cコース

△ アルルArles
ローマ植民地時代には首府となり、円形闘技場、古代劇場、浴場など多くの遺跡が残る。ゴッホがここに滞在、「跳ね橋」「夜のカフェ・テラス」などの作品を描いた。
△ レ・ボ・ド・プロヴァンスLes Baux-de Provence
白っぽい石灰岩でできた大地にある人口500人ほどの小さな村。特異な風景と村にある有名レストランに魅せられ、多くの観光客が訪れる。
Dコース

△ エーグ・モルトAigue Morte
ローヌ川の広大なデルタ地帯カマルグに隣接する12世紀の城塞都市。地中海に面した都市が海岸線の後退で港としての機能を失ない、砂地の中に取り残される。それが幸いし、往事のままの姿を現代に伝える。
△ サント・マリー・ド・ラ・メールSaintes-Maries-de-la-Mer
カマルグの湿地帯に先端にあり地中海に面する美しい漁村であり、同時に観光の中心地。聖母の妹マリアに由来する伝承の地で、巡礼の祭りの際にはたいへんな賑わいとなる。
Eコース

△ リール・シュル・ラ・ソルグL’Isle-sur-la-Sorugue
ソルグ川の中州に発達した町。水車を動力とした製紙、革製品で栄えた。アンテイ―ク市場でも知られる。毎日曜日に開かれる市(いち)の日jour de marcheには近隣からも買い物客が集まる。
△ フォンテーヌ・ド・ヴォクリューズFontaine-de-Vaucluse
「ヴォークリューズの泉」。世界第五位の涌水量を誇る。標高230メートルの断崖の下から忽然と湧き出す涌水はエメラルド色で、神秘的。廃城が背後に聳え、みやげ物店、レストランも川沿いに建ち並ぶ。
Fコース

「プロバンスの十二ヶ月」で描かれたルベロン地方周回山岳ドライブ
△ ゴルドGordes
城壁が山頂にある急峻な斜面に階段状に家々が建てられ、政治家、文化人の別荘も多く、オリーブ、アーモンドの木々に囲まれた美しい村。
△ ルション Roussillon
オーク採掘で栄えた村、家々がオークで作られ、黄色や鮮やかな赤色で村全体が絵の具で描かれたよう。
△ セナンク修道院Abbaye de Senanque
1148年創立のロマネスク様式の修道院。簡素で厳粛な建物は、夏になるとラベンダーに囲まれる景観は見事。ゴルドの北の渓谷にある。
(
南フランス・ドライブ旅行(3))

プロバンス滞在型のドライブ旅行では、どこに滞在するか、どこからドライブを開始するか、どこを訪れるかを決めなければなりません。
では、私のプラニングを紹介いたします。写真は滞在したカルパントラCarpentras近郊のブドウ畑です。

一週間のプロヴァンス滞在の拠点として、カルパントラ周辺を考えました。プロバンス地方観光の足場として、どの観光地にも一時間半のドライブで行けること、シャトーヌフ・デユ・パッフ゜Chateauneuf-du-Papeに代表されるコート・デユ・ローヌ・ワインのブドウ畑が周辺に広がる田園地帯にあり、人口が少ない村々が点在し、標高1,909mのヴァントー山Mont Ventouxが北東にそびえているロケーションは、山がドライブの道標となります。
カルパントラ周辺、南にある町ペルネ・レ・フォンテーヌPernes-les-Fontaines周辺のホテルやコッテージをインターネットで調べ、ペルネの隣村、人口500人ほどの小さな村サン・デイデイエSt. Didierのコッテージを借りることにしました。

エールフランスでシャルル・ドゴール空港に到着、当初は国内線に乗り換えてリオン近郊のサン・テグジュペリ空港からレンタカーで出発することを考えましたが、エールフランスの航空券で高速鉄道TGVが利用できることを知り、風景を楽しみながらの快適な列車の旅を選びました。
リオン到着は夕方なのでその日は1泊し、次の日にレンタカーをパル・デユ―駅で借り出し、プロバンスへ・・・一週間滞在後、リオンへ戻り、2泊し市内観光、パリから帰国という11日間(機中1泊)のプロバンス・ドライブ旅行です。
(ホテル、TGV、レンタカーの借り出し、リオンからのドライブルートなどは次回詳しく報告します)

ゆっくりとプロバンスを楽しむ・・・これが今回の旅のテーマです。訪問する場所は隣り合った2つの観光地を1日のコースに組み込むだけ、歩きながら、買い物をしたり、見学したり、食事をしたりと、ゆっくりと、時間を十分かけて、思い出が残る旅行にしたい・・・それがプラニングの方針でした。
プロバンス地方は、ローヌ川の河口に広がるカマルグ(Camargue)地方も含めて、見所がたくさん在り、フランス政府観光局で頂いた「FRANCE フランス旅の手引き」と「PROVENCEプロヴァンス」、そして東京で購入したミッシュランの道路地図MICHELIN Provence Camargue 113 ZOOMを見ながら、次のAーFの6つの組み合わせを考えました。(この道路地図については次回に触れます)
ホームページや写真にリンクを貼っておきましたので、ご覧ください。


△ オランジュ Orange
ローマ時代の古代劇場Theatre antiqueが有名。ほぼ当時の姿と機能を伝え、音響効果は現代の劇場にも匹敵する。七月にここで開催される音楽祭には世界中から音楽ファンが集まる。
△ ヴェゾン・ラ・ロメーヌVaison-la-Romaine
フランスのポンペイといわれるローマ時代の町の遺跡が数多く残る小さな町。ローマ橋は現在でも使われている。中世の廃城から町を一望できる。


△ アヴィニオンAvignion
ヴォークリューズ県の県都。アヴィニヨンの演劇祭などが開かれる文化の中心地。14世紀には法王庁が一時置かれていた。ローヌ川に架かる橋は童謡「アヴィニオンの橋の上でSur la Pont de Avignion」で世界中の子どもにも知られている。
△ ポン・デユ・ガールPont du Gard
ヨーロッパ各地に現存するローマの水道橋の中で、ガール川を渡るために立てられた橋はほぼ原形を留め、周辺の風景とマッチして美しい。


△ アルルArles
ローマ植民地時代には首府となり、円形闘技場、古代劇場、浴場など多くの遺跡が残る。ゴッホがここに滞在、「跳ね橋」「夜のカフェ・テラス」などの作品を描いた。
△ レ・ボ・ド・プロヴァンスLes Baux-de Provence
白っぽい石灰岩でできた大地にある人口500人ほどの小さな村。特異な風景と村にある有名レストランに魅せられ、多くの観光客が訪れる。


△ エーグ・モルトAigue Morte
ローヌ川の広大なデルタ地帯カマルグに隣接する12世紀の城塞都市。地中海に面した都市が海岸線の後退で港としての機能を失ない、砂地の中に取り残される。それが幸いし、往事のままの姿を現代に伝える。
△ サント・マリー・ド・ラ・メールSaintes-Maries-de-la-Mer
カマルグの湿地帯に先端にあり地中海に面する美しい漁村であり、同時に観光の中心地。聖母の妹マリアに由来する伝承の地で、巡礼の祭りの際にはたいへんな賑わいとなる。


△ リール・シュル・ラ・ソルグL’Isle-sur-la-Sorugue
ソルグ川の中州に発達した町。水車を動力とした製紙、革製品で栄えた。アンテイ―ク市場でも知られる。毎日曜日に開かれる市(いち)の日jour de marcheには近隣からも買い物客が集まる。
△ フォンテーヌ・ド・ヴォクリューズFontaine-de-Vaucluse
「ヴォークリューズの泉」。世界第五位の涌水量を誇る。標高230メートルの断崖の下から忽然と湧き出す涌水はエメラルド色で、神秘的。廃城が背後に聳え、みやげ物店、レストランも川沿いに建ち並ぶ。


「プロバンスの十二ヶ月」で描かれたルベロン地方周回山岳ドライブ
△ ゴルドGordes
城壁が山頂にある急峻な斜面に階段状に家々が建てられ、政治家、文化人の別荘も多く、オリーブ、アーモンドの木々に囲まれた美しい村。
△ ルション Roussillon
オーク採掘で栄えた村、家々がオークで作られ、黄色や鮮やかな赤色で村全体が絵の具で描かれたよう。
△ セナンク修道院Abbaye de Senanque
1148年創立のロマネスク様式の修道院。簡素で厳粛な建物は、夏になるとラベンダーに囲まれる景観は見事。ゴルドの北の渓谷にある。
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