新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2月7日 その2 顎関節症の脅威再びか

2020-02-07 17:01:50 | コラム
ウインナーソーセージを噛んでみて:

昨19年の1月半ばに当時の私にとっては正体不明の痛みが、何か食べ物を噛む度に頬の辺りを襲ってきて、とても普段通りには食べられなくなってきた。これは何か一過性の現象だと軽く考えていた。だが、痛みは激しくなる一方で、偶々定期的に通院していた歯科医院の先生に訴えると、いともアッサリと「顎関節症でしょう。これは原因も不明だし、治療法もありません」と言われてしまった。結果的には、その先生の母校である昭和大学・歯科病院の顎関節症治療科を紹介して頂いて、9月5日に担当していた頂いた教授に「今回で最後にしましょう」と治療が終了した。

終了したとは言ったが、治療科で教えて頂いたことは顎の関節と頬の筋肉を動かす体操というのか運動と言うべきかの動作を、1日3セット続けていくというもの。この運動を説明するのは一寸面倒だが、言わば口を思い切り開ける事なのだ。それは口くらい何時でも開くだろうなどと軽視されては困るのだ。顎関節症の程度にもよるが、2 cmも開けられない患者もいるのだそうで、私は理想である4 cmまで到達するのに何ヶ月も要したし、野菜ですら噛み切れないほどの痛みに苛まれる状況で、痛みに耐えて口を強制的に開ける運動を続けていた。

その痛みの為にどれほどの日数続けたかも既に記憶もないが、オジヤというか流動食のようなものしか食べられず、何でも噛み切れずに呑み込んでいると消化不良による便秘を起こして大変苦しめられたりもした。結果的には体重は10%以上も減ったし、噛むと痛くなる野菜などは見ただけで食欲がなくなるという状態にもなってしまった。その顎関節を約8ヶ月も経験した後で「今日で最後に」と告知されたときは本当に嬉しかった。だが、若い医師に「再発の危険性があるので、最低ても日に一度は顎の運動を続けるように」と指示された。

それから5ヶ月となって現在では運動をするのを忘れた日があった。勝手なもので自分の老化が進んだことと、あれほど苦しんだ病気を舐めていたようだった。と言うのは、一昨日ごく普通の市販のウインナーソーセージを噛んだところ、頬が一寸痛んだのだった。これは衝撃的だった。その前の2日間は運動をするのをついウッカリ忘れていたが、「もう大丈夫だろう」と自分で勝手に決めてかかっていたのだった。だが、痛みが出てきたのは恐怖だった。そこで昨日は2回試みたし、本日も2回はやるべしと自分に言い聞かせている。

未だ2ヶ月と3日を経た腱鞘炎が抜けきっていないところに顎関節症の再来では、とても耐えきれないだろうと懸念しているので、就寝前には2回目を実行すべしと自分に警告を発したところだ。



コメントを投稿