新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

民進党の三分裂

2017-10-03 08:47:02 | コラム
小池さんはデザインされたプレーをしてこられたのか:

見方にもよるが、民進党は希望の党での立候補希望組、枝野幸男の「立憲民主党」に集う者たち、野田元首相以下の無所属での立候補組に三分裂してしまった。私は何でも反対で「カケだのモリだの」と無意味な追及に専念する民進党が消滅することは、ある程度以上結構なことだとは思って眺めている。だがしかし、枝野の下に菅直人までが参加する反対の為の反対を生き甲斐とする連中が集い「安倍暴走政治打倒組」は分離独立となってしまった。

事がここまでに到れば、私は小池百合子さんはもしかしてハナから民進党の破壊を目指すプレーを選択して、今年の2月に既に「希望の党」という名前を登録することから始めて、着々と手を打ってきたのではないのかとすら思わせられている。そして、首尾良く民進党を分裂させることには成功したが、左寄りの枝野以下が結集して抵抗勢力となる「立憲民主党」が出来たのは、多少プレーが崩れたのではないかと思う。

しかも、産経新聞には「選挙後、自民との連携に含み」と一面に書かれてしまった。これでは、例によって私独自の深読みを想像を逞しゅうして一層深く掘ってみれば、スポッター席から小池さんと若狹勝に指示を出していたのは自民党だったということすら考えられてしまうのだ。そんなことはあり得ないだろうとしても、民進党の全議員との合流を果たそうとした当初のデザインされたプレーが崩れて、三分裂になってしまったと見る方が真相に近いのかとも思える状態だ。

上記のようにスタンドからゲームの進展を見ていると、小池さんの最初からの思惑通りに進んでいるのか、プレーが崩れてしまったのか、あるいは何処の誰かも解らないスポッター席で指示を出していた人(たち)に迷いが生じていたのかとも見えるのだ。確かなことは「野党群の態勢に乱れが生じている」点ではないだろうか。

希望の党の立候補者名簿が3日の午後に公表されると言う。だが、これまでの経過を見ていると民進党前代表の村田某女の動静が一向に報じられない。今日までに無所属での立候補を表明した幹部連中の名前を見る限りでは、まさか村田某女が希望の党に公認申請を出していたようなことはなかったのだろうと、勝手に推理している。小池さんは「間違いなく21日にパリに出発する」と断言されたようだが、これですら私に何らかの含みがある「プレー」ではないかと疑わせてくれるが、考えすぎかも知れない。だが、これまでに屡々プレー変えをしてこられたではないか。

小池さんは外野席の観衆に色々と考えさせてくれるお方だ。次のプレーは何だろうかと考える楽しみ与えて貰っている。


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