新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

9月29日 その2 自由民主党総裁選挙が終わって

2021-09-29 16:22:01 | コラム
一先ず安心出来た:

兎に角、河野太郎氏は余り好ましくないと見ていたので、岸田文雄氏の当選でホッと一息ついたところだ。

本日は体調が思わしくなくて朝から寝そべっていたので、その気になってテレビの中継を見た時には、決選投票の開票中だった。偶々日テレにチャンネルが合っていたのだが、そこに展開されていたことは、宮根が恰も岸田氏が勝利したという前提に立って話を進めていたのだった。それならば良かったのではないのかと、私は密かに安堵したのだった。

何故河野太郎氏を忌避するかと言えば、彼の英語力は兎も角、外務大臣・防衛大臣・改革担当大臣(ワクチン担当)の職歴の間に示した無軌道なというか、手前勝手な決定と行動から見れば、一国の総理大臣と第一党の総裁に相応しい力量があるのか、それだけの器量がある人物なのかと疑っていたからだ。また、昨日辺りから複数のテレビ局で彼が「私がワクチンで示した結果を見れば、私がそれに相応しいと解るでしょう」との思い上がった発言を流しているのを聞いて「これは駄目だ」とダメ押しをさせられたのだった。

先ほど、岸田文雄氏が選ばれるところを見ていて感じたことがあった。それは「河野太郎氏では困る」とばかり考えていたが、「では、岸田文雄氏だったら何処が良いのか。彼のどの辺りを評価し期待するするのか。彼が選挙運動中に唱えていた政策のどれが良いというのか」と尋ねられたら、答えに窮するだろう。それは、既に広言したことで「選挙運動中に何を言われるかには関心はない。実際の総理・総裁になってから何を国家と我々国民の為にしてくれるのか」が最大の関心事なのだから。

岸田氏は以前から極力安全運転を心掛けておられたようで、本当の心の内であるとか「イザとなったら何をやってみせるから見ていろ」というような積極的な発言はされず、微妙な事柄を質問されれば「差し控える」という類いの無味乾燥なことしか言われない嫌いがあった。だが、今回は二階幹事長忌避論をぶち上げてからは「随分と無理をされているな」と感じさせるような精一杯の積極的なことを言われるような変身を遂げられたが、それでも河野氏と比較すれば極めて遠慮がちで地味な言い方に聞こえた。

しかし、次期総理大臣となられてからは、安全運転や控え目な発言をして済むような立場ではないと十分にお解りだろうと期待したいのだ。政治家は何かと言えば「現在のような未だ嘗て無い困難な時期を何としても乗り切る」というようなことを言うが、彼らが直面していることは常に国家として深刻な難局に直面しているものなのであり、楽勝できる事態などない」のである。

しかも、岸田氏が引き受ける事態はと言えば「またもや、首相が1年で退陣した後のこと」なのだ。1年などという控え目なことではなく「安倍晋三前(元?)総理の長期政権を上回ってみせる」くらいの情熱と意気込みで臨んで欲しいのだ。

過剰となろうと何だろうと、何が何でも岸田文雄氏に目一杯期待しよう。



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