新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

7月15日 その2 対韓国の説明会

2019-07-15 14:19:23 | コラム
対韓国の事務的説明会:

韓国代表の二人は事の内容を正確に知らずに来たようだ:


本日はテレ朝の「ワイドスクランブル」とTBSの「ひるおび」で続けざまにこの件での日韓の食い違いを採り上げていた。我が国のテレビ局は事の次第を正確に理解しているのか否かが疑問に思わせる採り上げ方をしていたと思わせてくれるのは、遺憾であると言わざるを得ない。あの内容では知らない人が聞けば「我が国が韓国に報復しようと企んでいる」と思ってしまいかねないと危惧する

私の受けた印象では、先に終わったテレ朝の「ワイドスクランブル」でも、採り上げた方が韓国寄りだったと思わせられた。各テレビ局は何が何でも「我が国のやり方は不当ですから韓国さん叩いて下さい」と言わんばかり。ここに登場された通産省出身の石川和男氏も同じ通産省出身の細川昌彦氏とほぼ同じ事を言われ、韓国がブリーフラインを守らなかったようだから、次回は説明会を公開にしてネットでも何でも中継すれば良いとまで言われた。

部屋の問題の説明も細川氏とほぼ同様で「当日はあの程度の部屋しか空いていなかったのだろう、それほど省内の会議が多いので」とも指摘された。こう言うテレビ局の姿勢には「何ともはや」と言うしかないかと思わせられた。

午後から始まったTBSの「ひるおび」は先ほど終わったばかりだ。ご覧になった方も多いかと思う。春日井市から出演された細川昌彦中部大学特任教授は「韓国側のお二人は事の内容を正確に理解せずに来られたようで、経産省側から我が国が決めることだという事情を詳しく説明した」と言っておられた。察するに、細川教授は既に経産省に説明会の内容を問い合わせておられたようだと理解した。更に、細川教授は宮家邦彦氏の質問に答えて説明会は英語だったと見ているとも答えられた。会議した部屋の事情も石川和男氏の説明と同じ。

韓国のWTOへの提訴に関しては宮家氏は「ここから先は水面下で如何に各国に我が国の立場の正当性を納得して貰って、日本を支持すると言わせるかだ」と指摘されたのに対して、共同通信の磐村氏は「韓国は水産物で成功体験があるので要注意」と。また、細川教授は韓国の二人の羽田での記者会見で語ったことは「あのようにいわねば国に帰れないので、出てくる前から決まっていた内容だろう」と言われたのは、私の推理と同じだったので気を良くした次第。




我が国のマスコミの偏向報道にはウンザリ

2019-07-15 07:39:55 | コラム
韓国向け輸出手続きの変更は8月から:

昨14日の夕方何気なく見ていた日テレの「バンキシャ」で福沢は何を思ったのか、朝日や毎日とは違う姿勢のはずの読売が言わせるのかと思ったほど、この手続き変更を悪し様に言っていたのには、驚くよりも意外だった。しかし、そこにその場限りのゲストで登場された細川昌彦氏が毎回解説されているのと同じ事を言われた後で、「手続きの変更は8月からであり90日を要すると報じられている許可までの期間は場合にもよるが精々1ヶ月である」と指摘され、言うなれば福沢を慌てさせられた。快哉を叫びたい思いで聞いて(見て)いた。

私はこれまでにあの変更が発表されてから、マスコミは何処に根拠があって言うのか知らないが「手続きには90日を要する」と言い続けたが、変更の実施期日には触れていなかったと解釈してきた。それだけではなく、何方が言われたか記憶は定かではないが(多分細川氏だったか)、この件が起こった頃に「90日はかからないだろう」と指摘された記憶がある。だが、新聞もテレビもその点を採り上げなかったと思う。

私はその手続きに要する期間と実施期日が昨夜の細川氏の発言で初めて確認出来たのだった。私はあの変更が即日実施である訳がないとは思っていたが、テレビと新聞の報じ方では韓国側が意図的に即日実施と期間が90日と捉えて、慰安婦等の件で示されたように彼らマスコミが韓国に「どうぞ」とばかりに手を貸したのと同様な格好になったと思っている。毎度の事ながら、誠に以て遺憾千万である。しかも細川氏が指摘されたように、世耕経産相の言わずもがなのTwitterが韓国に「報復手段」と捉えさせて、アメリカに縋る切っ掛けにまでさせてしまったのも不味いことだった。

昨夜の細川氏の指摘が何処まで急速に広まっていくか知らないが、私は事の内容を正しく広く一般人に認識して貰いたいので、ここに採り上げてみた次第だ。あの日テレの番組はどれほどの視聴率があるのだろうか。見た方々が何処まで細川昌彦氏の指摘を理解したのだろうか。問題はそこにもあると思う。矢張り、新聞とテレビには偏向し過ぎの報道姿勢について猛反省を求めたい。