新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

6月16日 その2 ICT化の進歩と時代の変化

2019-06-16 15:22:32 | コラム
ここにもタッチパネルが:

先週の雨降りの日に新宿の中村屋の前で待ち合わせの約束があったので、雨を避けたい一心で新宿駅東口から何処まで地下で行けるかを試してみた。すると、かなり中村屋に近いはずの武蔵野館の地下に到着した。幸いなことに、そこにはエレベーターがあって今や最も苦痛である階段を上がらずに地上に出られると解り一安心だった。

そこでは、何となく奇妙なだと感じたのは映画館でありながら切符売り場が見えなかったことだった。しかし、後から後からとやってくる若者たちは何かの自販機みたいなものに向かって行くのだ。それは入場券発行機でタッチパネルになっているのだった。「なるほど。時代はここまで来ていたか」と感じたが、最早感心もしなかったし、AI時代の到来が騒がれているのだから当然の現象化と受け止めた。尤も、映画館に最後に入ったのは恐らく前世紀末だったと思うので、変化の程を知らないのも当然かも知れない。

2000年になってからだと記憶するが、成田から出国する際にチェックインは人が対応するのではなく機械にパスポートを挟み込んで終わりで、後はタッチパネルで預ける荷物ありとすれば係が対応するようになっていたのは、ボーディングパスが搭乗券とは言えないような薄い紙になっていたことと同様に、時代の変化を痛感させられたものだった。それがANAだったか何処だったか記憶は定かではないが、航空会社は経費切り詰めに懸命なのだなと思わせられた。しかし、アメリカにはこういうシステムは存在していなかった。遅れている国になったなと思わせられた。

映画館がそういう時代になっているのも当然で、2年ほど前だったか高田馬場の駅からそう遠くない「はま寿司」に行って見たら、席の受付から注文までがタッチパネルになっていたのだ、未だにアナログの世界に住む家内が「イヤな時代になった」と嘆いたのだった。これにしたところで、遠からぬ将来にはキャッシュレスだかで、その場でスマートフォンをかざせば会計が終わってしまう時代になってしまうだろうと想像している。

我が国では若年の労働人口が不足していると言うから、このような自動化は当然かと思う。だが、2012年にカリフォルニア州に行った時にはLAXの空港ではチェックインは全て人がやっていた。トランプ大統領は失業率を低下させた、多くの新規のjobを創造したと言われるが、もしかすると依然として人の手に頼っている職場を維持しているだけもかも知れないのではなどと言いたくなってしまう。当方は健康上の理由から2015年でパスポートが切れたままにしてあるので、アメリカの実態調査に行けなくなったが、こういう点には大いに関心がある。


体調の維持に

2019-06-16 10:33:06 | コラム
良いことだから大いに語り合いなさい:

以前の入院中に看護婦さんに「お見舞いに来られた家族の方よりも、余所の方に来て頂いて話しをされる方が回復には役に立ちます」と教えられたことがあった。その時は何故か人恋しくなって何人かの友人に電話をして来て貰ったことがあった後だった。その時は看護婦さんにそう聞かされても「そういうものかな」という程度の受け止め方していなかった。だが、普段でも例えば外で永年の友人であるYM氏などと長時間語り合って帰って来た後では、家内に「機嫌が良い」と指摘されていたものだった。

今月は10日(月)には20数年ぶりにその昔の大得意先の部長で系列会社の常務だった方とお目にかかって2時間も語り合った。この方は2会もアメリカ出張のアテンドをしていた経験があった。とても楽しい語り合いだった。そして17日(月)には定例となっている同じ会社のグループ企業の社長を務められた方3人との昼食会があり、23日(日)にはもう30年ものお付き合いとなっている大学教授の方と昼食会を予定している。尤も、この先生と初めて知り合った時は専任講師になられた頃だったが。

という具合で、毎週3日はジムに行って、と言うと如何にも運動に励んでいるようだが、実態は2時間ほどの間にストレッチと3~400 m程のウオーキングの後でマッサージチェアに座ってから、ジムの大きなジェットバスにつかってくるだけで「運動をした」という気分を味わってくる程度のこと。主たる目的は飽くまでも風呂だと言えるかも知れない。その他にはブログの毎日更新を続けているという過密日程?に加えて、この梅雨時の天候不安定の時期にそれでなくとも主治医に遠出を禁じられている状態では昼食会の連続は適切なのかと、昨日掛かりつけのクリニックのS先生に伺って見た。

S先生は「大いに結構だから回顧談でも何でもドンドンおやりなさい。そうすることが貴方の体調にも精神状態にとっても良いことだから」と激励して下さったのだ。但し、そこには条件があって「遠出はしなさんなよ」だった。深く考えるまでもないことで、上記の看護婦さんの指摘と同じことを言われたのだった。そう思ってみれば「老人の社交場か」と揶揄したようなことを言っているジムでは、実に多くの男女の老人が群を為して運動そっちのけで楽しそうに長時間語り合っている。すると、ジムとはこういう方法で気分爽快になる為の場なのかも知れないと思うのだ。

という次第で、本日は明日17日の為に体調を整えて万全の調子で語り合いの場に臨もうと大いに張り切っているのだ。会食の場所も新宿駅西口であって、S医師に注意されたような遠出ではない。山手線ならば1駅という近場である。後は天候が低気圧などとならずに安定していることを願うだけだ。